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秋季栃木県高校野球大会 青藍泰斗22年ぶりV 文星芸大付にサヨナラ

 第72回秋季県高校野球大会は24日、宇都宮清原球場(宇都宮市清原工業団地)で決勝が行われ、青藍泰斗が文星芸大付にサヨナラ勝ちを収め、22年ぶり3回目の優勝を果たした。両校は10月19日から群馬県で開催される関東大会に臨み、来春の選抜大会への出場を目指す。(根本和哉)

 青藍泰斗は初回に先制されるも直後に追いつき、三回に3番・石川の犠飛で勝ち越し。しかし四回に先発・佐々木が連打を浴びて2点を奪われ、試合をひっくり返されてしまう。

 六回にも1点を追加されるが、直後に佐々木の犠飛などで2点をもぎ取り再び試合を振り出しに戻した。リリーフの大金は七回以降を無失点で切り抜けて、文星芸大付打線の勢いを止めた。

 迎えた九回、1死満塁の好機を作ると、石川が犠飛を放ってサヨナラ勝ち。シーソーゲームに競り勝ち、優勝を決めた。中里和也監督は「選手がそれぞれの仕事をしてくれた」とたたえた。

 文星芸大付は青藍泰斗を上回る11安打を放ち、毎回のように得点圏へ走者を進めるも、決めきれず。投手陣も粘ったが最後に力尽きた。

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 ■青藍泰斗・石川、泥臭く3本の犠飛

 最終回、インコースへのストレートを振り抜くと、サヨナラ勝ちを決める犠飛に。青藍泰斗の石川慧亮(けいすけ)は大一番で主軸としての役割を果たした。

 チームが目指すのは「全員で1点を取る野球」。犠打や盗塁などを用いて積極的に次の塁を狙い、泥臭く点をもぎ取る野球を目標としてきた。この日、チームは適時打0本で5点を奪い勝利。その中で誰よりも1点への思いを強く持ったのが、計3本の犠飛を放った石川だった。

 「適時打は出なかったが、自分の仕事はできたので気にしていない」と話し、どんな形でも1点にこだわる姿を見せる。中里監督も「石川は打線の軸。しっかり仕事をしてくれた」と高く評価した。

 「みんなで1点ずつ積み上げていけば必ず勝てる」と、関東大会へ闘志を燃やす。大舞台でも、泥臭い野球の先頭に立つつもりだ。

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 ■文星芸大付・高根、登板できず…無念

 九回1死満塁。打者を1人でも出せばサヨナラ負けという場面で、文星芸大付のエース、高根匠人(たくと)は右翼からマウンドへ上がった。しかし投球練習中に両足がつり、マウンドに倒れ込んでしまう。打者を相手にしないまま、無念の途中交代となった。

 「ここぞというときに投げさせる考えだった」と高根沢力(つとむ)監督。しかし投手と外野手を兼任し、前日の準決勝でも122球を投げた体は限界が近付いていた。ベンチではナインが「お疲れ」と迎えてくれたというが、「最後のピンチで投げられなかったのが何より悔しい」。エースは肩を落とした。

 しかし、下を向いている時間はない。「体力が一番。関東や冬に向けて体を鍛えたい」と、今回の反省を生かす。「自分の武器は直球。さらに磨きたい」。次は力強い投球で、チームのピンチを救う覚悟だ。

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