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ラグビーW杯 24日に埼玉・熊谷で初の一戦 招致の熱意、次代につなぐ

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 だが、道のりは険しかった。坂下さんによると、開催都市に名乗りをあげるには(1)ナイター照明やオーロラビジョンの完備(2)収容人数4万人以上(3)周辺に5つ星ホテルが2つある-といった条件を満たす必要があった。「こんな条件を満たす会場はどこにあるんだ…」。坂下さんが思った通り、理事会メンバーも「駄目だね」「無理だね」と口をそろえた。

 それでも坂下さんは諦めきれなかった。

 「もしW杯日本大会が大成功したときに、熊谷でやっていなかったら埼玉のラグビーはどうなるんだろうか。このままでは置いてけぼりになって後悔する。どうしても熊谷に招致しなければいけない」

 熱意が通じたのか、理事会メンバーも最後はゴーサインを出した。23年には協会や熊谷市などでつくる県招致委員会が発足し、署名活動がスタートした。

 「One for all All for one」(1人はみんなのため、みんなは1人のため)。ラグビー精神をW杯を通じて県民が共有すれば素晴らしい県ができる-というのが署名活動のうたい文句だった。賛同した署名は10万4千人を突破した。

 一方、県や熊谷市は熊谷ラグビー場の収容人数をクリアするため、大規模改修に着手した。日本ラグビー協会が熊谷招致には収容人数がネックとみていたからだ。約124億円をかけて座席数を増やしたり、大型の映像装置を設置したりするなどした。試合後に選手が体を冷やすアイスバスも備えたロッカールームも用意した。「世界レベルの競技場だ」。W杯日本代表選手に6人が選ばれたパナソニック・ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は絶賛した。

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