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【私のイチ押し】三輪医院・千場純院長 野菜づくり 将来は農園を「ガーデン」に

 子供のころから土に触れるのが好きで、将来は医師になるか植物を育てる仕事に携わるか、ずいぶん悩んだものです。大学は医学部だけではなく、農学部も受験しました。

 この農園は当院の先代院長の旧宅があったところで、しばらく空き地になっていたのですが、患者さんと土いじりができないかと思い立ったわけです。

 不思議なもので、あまり状態のよくなかった患者さんのなかには、土に触れるようになってから元気になった方がいます。

 高齢男性が同じような年齢の女性と一緒に作業をするうちに、恋心を抱くようなこともありましたね。昨年は収穫したサトイモを使って患者さんと食事会を開きました。

 戸建て住宅に住んでいた人が高齢になってからタワーマンションへの引っ越しを希望する例はまれでしょう。人は誰しも、死を迎えると「土に返る」わけですが、年を取ってくると、自然と「将来の自分の居場所」の近くにいたくなるようなのです。

 将来は目でも楽しめる「ガーデン」にしていこうと、一部にはオブジェも設置しました。いまは草だらけですが、地道に整備していきたいです。

                   ◇

 【メモ】昭和24年6月生まれの70歳。横浜市出身。名古屋大学医学部卒。横浜市立大学第一内科、パシフィック・ホスピタル院長などを経て、平成13年から三輪医院に勤務。22年から現職。在宅医療の現場で1000人以上の患者の最期をみとってきた。第7回「日本医師会 赤ひげ大賞」を受賞。「終末期の患者さんには思いやりを持って接する。これに尽きると思います」

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