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トンボに寄生するキノコ発見 川上村・森と水の源流館で展示

 昆虫などに寄生するキノコ「冬虫夏草(とうちゅうかそう)」の一種で、トンボを宿主とする「ヤンマタケ」が川上村で見つかった。県内で冬虫夏草の報告例は少ないといい、「自然に興味を持つきっかけにしてもらえれば」と同村の「森と水の源流館」ロビーで展示されている。

 見つかったのは、全長約6センチのミルンヤンマに寄生したヤンマタケ。同館職員の古山暁さん(38)が今月2日、自然観察ツアーの案内をしていた際、「蜻蛉(せいれい)の滝」(同村西河)付近で枯れ枝に付いているところを見つけ、翌日に採取した。

 冬虫夏草は昆虫などに寄生して体内の栄養を奪い、宿主が死んだ後に体を突き破って成長する。このミルンヤンマからは、オレンジ色のヤンマタケ(長さ5~6ミリ)が約30本生えている。

 伝承によると、滝の付近で狩りをしていた雄略天皇の肘にアブが食いついた。これを飛んできた「蜻蛉(あきづ)」(トンボ)がかみ殺したため、天皇は大いに喜び、この地は以来、「蜻蛉野」と呼ばれるようになったとされる。古山さんは「トンボの名前が付いた場所で、ヤンマタケが見つかったのは不思議。縁を感じる」と驚いている。

 ヤンマタケは、カメムシに寄生する冬虫夏草「カメムシタケ」とともに、11月30日まで同館ロビー(入場無料)に展示される。問い合わせは同館(0746・52・0888)。

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