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文人画家との関わり知って 足利学校で企画展 古書籍など20点

 江戸時代を代表する文人画家、谷文晁(たにぶんちょう)、渡辺崋山、田崎草雲と足利学校との関わりを紹介する企画展が10月20日まで、史跡足利学校(足利市昌平町)の遺跡図書館で開かれている。草雲の落書きのある古書籍など約20点を展示している。(川岸等)

 文晁は江戸で画塾・写山楼を開き、崋山は代表的な門下生。草雲は文晁に私淑したことで知られる。

 文晁は寛政8(1796)年6月、古美術の図録集「集古十種」編集のための調査で同学校を訪れ、その際、「山水図」と「足利学校聖像」を描いた。両図の写真パネル、江戸時代発行の画集「日本名山図会」などを見ることができる。

 崋山は天保2(1831)年10月、同学校を訪れ、和尚の不在の隙に大成殿内にある孔子座像の胎内銘をのぞき見ようとした。そのエピソードなどを記した旅日記「毛武游記(もうぶゆうき)」(復刻版)などを紹介する。

 草雲は足利藩士で、明治の混乱期に同学校の蔵書散逸を防いだ功労者としても知られる。後に貴重な江戸時代の書籍など蔵書約600冊が同学校に寄贈された。その中の1冊で文化8(1811)年に発行された江戸時代の戯作者、滝沢馬琴の随筆「燕石雑志(えんせきざっし)」には、草雲が鬼や刀を落書きしている。そのほか草雲の描いた「足利学校写生図」などが展示されている。

 今回の企画展は草雲の作品を所蔵、展示する市草雲美術館(同市緑町)の開館50周年記念で開催。同学校事務所は「足利学校が江戸時代、谷文晁ら文人画家らとも深く関わりがあったことを知ってほしい」と話している。問い合わせは同学校事務所(0284・41・2655)。

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