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参院埼玉補選に上田前知事出馬へ 月内にも記者会見、政策発表

 上田清司前知事(71)が13日夜、参院埼玉選挙区の補欠選挙(10月10日告示、同27日投開票)に無所属で出馬する意向を後援会幹部らに伝えた。その後、記者団に「(後援会に)出馬を前提に関係者と調整してくださいと指示した」ことを明らかにした。月内にも出馬の記者会見を開いて政策などを発表する。(黄金崎元)

 上田氏に近い関係者によると、1カ月前から後援会の幹部らが参院補選への出馬を要請していた。これを受ける形で、上田氏は13日、地元の朝霞市内での後援会の会合で、出馬に向けて準備するよう指示した。上田氏は会合で「埼玉から国政に入り、財政を立て直したい」と語ったという。

 上田氏は8月の知事退任会見で「志を持つ人に力を貸し、蓄積を伝授したい」と政治活動を継続する意向を表明していた。

 10月の参院補選は知事に転身した大野元裕知事の参院議員辞職に伴う選挙で、任期は3年となる。

 7月の参院選後に行われた県知事選と今月の岩手県知事選は野党共闘の候補が勝利。大野氏を応援した上田氏が出馬する意向を固めた10月の参院補選に自民党が独自候補を擁立するかどうかが次の焦点となる。

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 ■自民は諸井県議の擁立検討 党本部の判断、ハードル高く

 上田清司前知事が10月の参院補選に出馬する意向を固めたことで、「知事選連敗」の自民党が対抗馬を擁立するのかが注目される。諸井真(まさ)英(ひで)県議(羽生市)の名前が挙がっており、諸井氏本人も出馬に強い意欲を見せている。ただ、自民党は埼玉、岩手の両知事選で連敗しており、補選で惨敗すれば政権への打撃は計り知れない。党本部がどう判断するのか見通せず、出馬に向けたハードルは高そうだ。

 参院補選の候補擁立について、自民党県連の小谷野五雄幹事長は産経新聞の取材に「できれば出馬させたい」と前向きな姿勢を示し、「16日に開かれる県連大会で紹介するのがベストだ」と語った。

 複数の関係者によると、諸井県議が県連に参院補選への出馬を打診しているという。だが、出馬へのハードルは高い。7月の参院選後の8月の埼玉知事選と岩手知事選は野党が支援した候補が勝利。自民党は10月の消費税率10%への引き上げ後、初の国政選挙の参院補選で敗北だけは避けたいのが本音だ。知事を4期16年務め、県内での知名度が高い上田氏が相手では厳しい戦いが予想され、「不戦敗の可能性もある」(県内選出の国会議員)との声も漏れる。

 参院埼玉選挙区は公明との共闘で確実に2議席を獲得する「埼玉方式」を採用している。補選で自民の候補が当選すれば、埼玉方式が崩壊し、関係悪化も懸念される。自民の県内選出の2人の参院議員は医師系団体の支援を受けており、県連関係者は「団体のバックアップも出馬条件になるのではないか」と指摘している。

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