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埼玉県ラグビー協会不明金問題で女性元職員を刑事告訴 「飲食代や家賃に使った」

 県ラグビーフットボール協会(熊谷市)で約900万円の使途不明金が見つかった問題で、協会の増田伸二理事長は12日、市内で記者会見し、元パート職員の女性(51)が私的流用を認め、業務上横領の疑いで熊谷署に刑事告訴したことを明らかにした。私的流用分の返還を求めて提訴も検討する。協会は今後、再発防止に向けてガバナンス体制の強化に取り組む考えだ。 (内田優作)

 協会によると、上部組織の関東ラグビーフットボール協会から試合チケットの販売代金の督促を受け、昨年12月に使途不明金の存在が判明。販売代金の口座を管理していた女性に聞き取りを進めた結果、今年4月に私的流用を認めたという。

 使途については協会が6月に設置した第三者委員会の調査に「飲食代や衣服の購入、市営住宅の家賃に使った」と説明している。調査では、女性の私的流用は平成29年夏頃からとみられ、複数の口座で現金を出し入れしていたことも確認した。

 女性は28年7月に協会に採用され、経理や他団体との調整などを担当していたが、今年1月に退職した。増田氏は会見で女性の経理業務に関して「任せきりで、(周囲が)チェックしていないことを見抜かれていた」と不備を認めた上で「大変に申し訳ない」と謝罪した。

 協会は、年内に第三者委の最終報告を取りまとめ、会計担当理事の常設や事務員の拡充、会計規則の策定など再発防止策を講じる考えだ。

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の20日開幕が目前に迫る中、使途不明金問題に関する会見を開いたことについて、増田氏は、第三者委が8月30日に中間報告をまとめたことに加え、「W杯に水を差さない早い時期に公表した方が望ましいと判断した」と説明した。理事長としての管理監督責任については「不祥事が決着して軌道に乗るまでは自分の仕事だ」と述べ、当面は続投する意向を示した。

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