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静岡県9月補正予算案 子供の安全確保に8990万円 サクラエビ不漁対策も

 県は10日、今春に各地で起きた交通事故や殺傷事件を受けた子供の安全確保対策費や防災・減災対策を兼ねた公共工事費を柱とする一般会計総額80億3900万円の9月補正予算案を編成した。国から公共工事への補助金として36億8900万円が内示されたことを受け、道路や港湾、農地などの整備費に当初予算を上回る79億6400万円を計上。この結果、予算規模は前年9月の一般会計補正予算(28億8800万円)の約2・8倍となった。17日に開会する県議会9月定例会に提出される。

 今回の補正予算案では、県が6日にまとめた「子どもの安全確保緊急対策アクションプラン」を踏まえた緊急対策を実現する費用として、8990万円を確保する。この予算で、自治体の公用車や民間団体の車両で防犯パトロールするために必要な青色回転灯などを250台分用意する。県警本部は、地域で子供を見守る態勢を強化するため、地域安全推進員に交通整理用の資材約2千本を各警察署を通じて配布する。

 さらに、私立学校に対しては、スクールバスに搭載する防犯用品の購入費や警備員・添乗員の配置にかかる費用を、1校当たり30万円を限度に助成する。児童福祉施設などの送迎バスも対象となる。

 そのほか、子供の安全を守るため、児童虐待防止対策を強化。しつけに伴う体罰の禁止を明示した啓発リーフレットを作成して未就学児がいる家庭に配布する費用として、580万円を用意する。児童相談所と警察との間で情報を共有するため、県警本部にシステム端末を配備する費用を確保。子育てに悩む保護者に向けては、心理カウンセラーによる虐待発生予防プログラムを実施する。

 さらに、県が開発し、6月から運用を始めた防災アプリ「静岡県防災」を11言語で使えるように改修し、多言語で防災情報を発信できるようにする。

 また、サクラエビをはじめとする多くの魚の水揚げが近年減少していることを踏まえ、県内各地で水産資源の生育環境調査を新たに実施する。サクラエビやシラスについては、富士川沖の駿河湾で濁りを調査。アサリについては浜名湖で、キンメダイについては伊豆半島東海岸で、栄養成分の分析や水温調査などを行う。同時に、県水産技術研究所などが長年蓄積している沿岸の海洋データを大学や研究機関が活用しやすくすることで、水産資源の調査・分析態勢を強化する。

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