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石巻の茶葉 国産紅茶、新たな看板商品 G20夕食会で提供「報われた」

「お茶のあさひ園」社長の日野雅晴さん(右)と次女の朱夏さん。雅晴さんは「石巻を和紅茶の聖地にしたい」と意気込む=10日、宮城県石巻市(千葉元撮影)
「お茶のあさひ園」社長の日野雅晴さん(右)と次女の朱夏さん。雅晴さんは「石巻を和紅茶の聖地にしたい」と意気込む=10日、宮城県石巻市(千葉元撮影)

 平成23年3月の東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市。漁業のイメージが強い同市の一角には茶畑が広がる。

 同市で昭和47年に創業した「お茶のあさひ園」は、地元産の「桃生(ものう)茶」を使った和紅茶を開発。国内北限の茶畑で採れた茶葉を使った東北初の国産紅茶「kitaha」を平成29年9月から販売をスタートさせ、新たな看板商品となっている。

 震災を経て生まれた「kitaha」。その陰には、新たな商品に復興への思いを託す親子の姿があった。

■ ■ ■ 

 お茶のあさひ園は、地元で数百年前から生産が続く桃生茶を栽培。社長の日野雅晴さん(63)が経営を切り盛りしてきた。

 しかし、震災直後は津波で店舗1階が浸水。営業を継続できなくなった。次女の朱夏(あやか)さん(27)は後ろ髪を引かれながらも都内の短大に進学した。いつか店を継ぎたい思いはあったが、雅晴さんからは「畑違いの業界を見てこないと継がせない」と告げられた。

 震災から3年後に店舗は再建。朱夏さんは短大卒業後、出版社で本の企画などに携わったが、29年5月に石巻へ再び戻った。「父は365日働いていて、旅行も行けなかった。自分の力で楽にしてあげたい」。そんな思いも帰郷のきっかけだった。

 雅晴さんも新たな挑戦に乗り出した。若い世代に親しまれるような商品を作ろうと、朱夏さんらとともに開発したのが「kitaha」だった。緑茶のような甘みが特徴で、名前は北国で力強く育った茶葉をイメージした。

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