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「最高齢」30歳のオオミズナギドリ確認 今月の冠島調査 京都

調査で一時的に捕獲されたオオミズナギドリ=舞鶴市・冠島(舞鶴市提供)
調査で一時的に捕獲されたオオミズナギドリ=舞鶴市・冠島(舞鶴市提供)

 日本鳥学会員らでつくる冠島調査研究会(須川恒会長)や舞鶴市などは、「オオミズナギドリ繁殖地」として国の天然記念物に指定されている「冠島」の令和元年度第2次調査(9月6~9日)で、記録が残る中で“最高齢”となる30歳のオオミズナギドリ(オス)を確認した。

 調査には、国や同市、同会などの計28人が参加。夜と早朝に26区画(1区画・縦横約10メートル)にある巣穴の周辺などで、オオミズナギドリ338羽を捕獲した。このうち211羽が過去に識別用の足輪を付けていることを確認。新たに127羽に足輪を付けた。

 オオミズナギドリのほかには、カラスバトやミサゴ、ヒメウなど計16種の鳥類を確認した。

 今回、捕獲されたオオミズナギドリのうち1羽は現在確認できる記録から、平成元(1989)年にヒナの状態で足輪が付けられており、「記録が残るなかでは最古参の個体」(須川会長)という。胸に卵を抱いた痕跡があり、繁殖に参加していたとみられる。

 例年、第2次調査は8月中旬~下旬に行われているが、昨年は台風の影響で中止。今回は調査が9月にずれ込み、9月上旬のオオミズナギドリの生態が観察できた。島の周りを反時計方向に飛んで回る「鳥回り」は通常より少なく、島に戻る大規模な渦状の群れ「鳥柱」は見られなかった。

 また、継続的に観察している1区画で、巣穴が平成29年の53個から48個に減少。10個の巣が土砂などに埋もれてなくなり、5個の巣が新たに作られていた。

 冠島は舞鶴市沖約10キロにある無人島。普段は島への上陸は許可されていない。冠島の管理状況とオオミズナギドリの生態を調べるため、環境省の委託を受けて市などが年2回、定期的に調査を行っている。

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