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「渋谷のネズミ」目撃相次ぐ 駅周辺の再開発が一因か 

 一方で近年、渋谷でネズミが急増しているのかは定かではない。統計調査はないが、区に寄せられたネズミの相談件数は30年度で179件。10年前の20年度は187件で、増加傾向にあるとはいいがたい。

 やはり歌舞伎町など大規模な繁華街を抱える新宿区では、30年度の相談件数は347件と渋谷区の2倍近くに上る。

◆ネットでは“炎上”

 「渋谷のネズミ」が最近になって注目されるようになった一因としては、会員制交流サイト(SNS)などの影響が考えられる。コンビニのネズミ騒動後、ツイッターで区内の大手アパレル店舗でも服の上のネズミの動画が投稿され話題になった。動画は投稿サイト「ユーチューブ」などに転載されるなどし、“炎上”状態になったが、大手アパレルの担当者によると、その動画は昨年6月に撮影されたとみられ、それ以降はネズミに関する報告はないという。

 再開発で街が新しく生まれ変わっていく一方で、ネズミ問題に悩む渋谷。区の担当者は「マイナスイメージはいいことだとは思わないが、根本的解決策が見つからない」と話している。

 ■相談の8割がクマネズミ

 渋谷区で問題となっているネズミは、民家や街に出没する「クマネズミ」とみられる。都福祉保健局によると、平成30年度のネズミをめぐる相談件数はクマネズミ1659件、ドブネズミ318件、ハツカネズミ9件で、種類が判明しているネズミではクマネズミが全体の約8割を占める。

 体長15~20センチ。身軽で細い電線を伝ったり壁の裏を駆け上がったりすることができ、ビル内部の高い所にも生息するが、感染症を人へ媒介する危険があるほか、電線ケーブルをかんで停電の原因となる恐れもある。

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