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「渋谷のネズミ」目撃相次ぐ 駅周辺の再開発が一因か 

渋谷区などで目撃情報が相次いでいるクマネズミ(日本環境衛生センター提供)
渋谷区などで目撃情報が相次いでいるクマネズミ(日本環境衛生センター提供)

 渋谷区で最近、ネズミの目撃情報が相次ぎ、区などが対応に追われている。8月上旬にはコンビニエンスストアでネズミが店内を駆け回る動画がインターネット上で拡散し、店が営業休止となる騒動もあった。渋谷駅周辺では大規模な再開発が続いており、専門家は「再開発で解体されたビルなどからネズミが分散したのでは」と分析する。「渋谷のネズミ」問題を追った。(吉沢智美)

 平成24年に渋谷ヒカリエが開業するなど、近年、大規模再開発が進むJR渋谷駅周辺。古いビルや建物は次々と取り壊されてきた。ネズミが目立つ原因を、駆除業者らでつくる「ねずみ駆除協議会」(川崎市)の矢部辰男会長は、「すみかとしていたビルが解体されたことで、居場所を追われたネズミが周囲に分散したのでは」と推測する。

◆コンビニで騒動も

 渋谷駅周辺は大きな繁華街があり、飲食店から出る生ごみなどはネズミの餌になる。実際、ネズミ騒動があったコンビニも、駅周辺地域にある。コンビニの運営会社は謝罪して商品の撤去やネズミの駆除、店内消毒などの対応に追われ、いまだに店舗再開のめどがたっていない。騒動を受けて、区ではビルなど建物の解体の届け出をする業者に駆除団体を紹介するなどの対策も講じ始めた。

 ただ、限界もある。築地市場があった中央区などでは解体工事の際にネズミ駆除などを行うよう指導要綱に明文化しているが、渋谷区では定められていない。区は「再開発地区の中でも、建物解体が終わった区域では、業者が自主的にネズミ駆除を行っている」とするが、駆除は義務ではなく、全ての区域で行われているかは分からない。

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