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【東京五輪・パラ 輝け!ちばのアスリート】体操男子・谷川翔(20) 兄とそろって「金」が夢

 「もっとレベルアップして、東京五輪の日本代表に入って、金メダルを取るのが目標です」。10月4~13日にドイツ・シュツットガルトで行われる世界選手権を前に、日本体操界の新エースはこう抱負を語る。

 世界選手権の代表選考会を兼ねた個人総合の全日本選手権(4月)とNHK杯(5月)でともに優勝。全日本選手権では連覇も果たし、その成長ぶりを印象付けた。

 2016年リオデジャネイロ五輪体操男子団体総合金メダルメンバーの内村航平(30)や白井健三(23)が選に漏れる中、初代表として臨む世界選手権ではエースとしての活躍が期待されている。同大会にはNHK杯2位の兄、航(わたる)(23)も代表メンバーとして出場する。

 兄の背中を追うように小学1年から本格的に体操を始め、市船橋高、順天堂大と兄と同じキャリアを歩んできた。世界選手権は兄弟そろって日本代表として臨む初の大会で、「兄弟2人で代表として東京五輪で金メダルを取るという目標にだいぶ近づいたと思う」と笑顔を見せる。

 兄弟に加え、同じく世界選手権に出場する船橋市出身の萱和磨(かや・かずま)(22)も順大が練習拠点。普段から顔を合わせる機会が多く、互いの演技を見て気付いた点について話し合ったり、練習の合間に一緒に食事に行ったりしてコミュニケーションをとっているという。

 演技の途中で技を失敗することもあるが、「1個失敗しても反省は全種目の演技が終わってからするようにしている。演技中は、一旦失敗を忘れて、次の種目で盛り返せばいい」と強調する。気持ちの切り替えを早くして集中力を保つことができるのも強さの秘訣(ひけつ)だ。

 最大の目標である東京五輪に向けて得意種目、苦手種目を区別せず、6種目全ての精度アップに余念がない。「(技の美しさや正確性を表す)Eスコアを下げずに(技の難しさを表す)Dスコアを上げたい」と自身の持ち味や課題を正確に分析する。

 練習以外で大事にしているのは睡眠と食事。特に睡眠は疲労回復に重要なため、8時間は取るようにしているといい、食事も栄養バランスを考え、好き嫌いなく食べるように意識していると明かす。

 「ライバルでもあり、尊敬する兄と体操選手としてベストなタイミングで東京五輪を迎えられるのはうれしい。2人で代表として出場し、金メダルを取れれば最高です」

 体操を始めた頃からの夢は現実になりつつある。東京五輪で最高の結果を残すべく、これからも一日一日を大事に練習に取り組んでいく。(永田岳彦)

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【プロフィル】谷川翔

 たにがわ・かける 平成11年生まれ、船橋市出身。市船橋高卒。順天堂大3年。中学3年時に全国中学校選手権の個人総合を制覇。30年に全日本選手権を19歳2カ月で制し、史上最年少優勝を果たした。今年4月の全日本選手権、5月のNHK杯優勝。

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