PR

地方 地方

上野国分尼寺跡、「回廊跡」規模と構造判明 高崎市教委が調査

上野国分尼寺跡で発見された礎石(高崎市教育委員会提供)
上野国分尼寺跡で発見された礎石(高崎市教育委員会提供)

 高崎市教育委員会は9日、発掘調査中の「上野国分尼寺(こうずけこくぶんにじ)跡」(同市東国分町)で、金堂や講堂などからなる建物群「伽藍地」の主要部を区画する屋根のある廊下「回廊跡」の規模と構造が判明したと発表した。15日に一般向けの現地説明会を開く。

 上野国分尼寺は聖武天皇が発した「国分寺建立の詔(みことのり)」により、上野国分寺とともに創建された。詔では20人の僧を置く僧寺と10人の尼を置く尼寺を建立することが命じられた。

 市教委は、平成28年から今年3月まで3期にわたって発掘調査を実施。尼たちが日常生活を送った尼坊(にぼう)跡の発見や、伽藍地東辺と北辺の範囲確定などの成果を上げた。

 今年5月からは、回廊跡北西部の確認などを目的にした調査を実施。地盤を固めるための幅8・2メートルの基礎地業とともに北西隅からは長さ約1メートルの礎石が発見された。回廊跡基礎部分の西側では金堂内に安置されていたと思われる土製の塔(瓦塔)の破片も見つかった。

 この結果、市教委は最終的に回廊の規模を東西54メートル、南北42メートルと確定。構造については梁間4・2メートル、桁行き3メートルとした。今後については「伽藍の範囲の確定作業を進める」と話している。

 15日の説明会は午前10時、午後1時、同3時の計3回。問い合わせは市文化財保護課(027・321・1292)。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ