PR

地方 地方

居合道の9流派が演武 始祖の生誕地、山形・村山

早い動きと迫力ある演武で圧倒する無雙直伝英信流居合兵法の演武=8日、山形県村山市林崎(柏崎幸三撮影)
早い動きと迫力ある演武で圧倒する無雙直伝英信流居合兵法の演武=8日、山形県村山市林崎(柏崎幸三撮影)
その他の写真を見る(1/2枚)

 居合道の始祖として知られる林崎甚助重信(はやしざきじんすけしげのぶ)の生誕地、山形県村山市林崎の熊野居合両神社で8日、第4回居合道演武会が開かれ、県内外から居合道剣士ら約40人が演武を奉納した。

 居合は、室町時代から江戸時代初期にかけて剣客、林崎甚助により創始され、人と争い勝つことよりも技と心の修業を通して戦わずして人を制し和を極めていく、礼儀作法を守る質実剛健な武術で、精神風土の醸成を目的に全国に広がり、幕末には約200の流派に増え、現在でも全国に20流派が存在する。

 この日の演武会では、山形を含め東京、神奈川、兵庫、熊本、広島、奈良、宮城など各地に残る9流派の居合道宗家、師範が演武した。神夢想林崎流(東京都)の伝承者、鈴木ゆき子さんは、長太刀を用いた演武で、相手が小太刀を出す前に体をひねり、素早く長太刀を繰り出す大技に聴衆は見ほれていた。

 無雙直伝英信流居合兵法(東京都)のトーマス・ジーベアトさんも「17歳から格闘技をやってきましたが、心の鍛錬をしたいと思い、何年も続いてきた居合に現代人として参加でき、素晴らしいと感じている」と話していた。

 地元村山市立楯岡小学校では、居合クラブの4、5年生が居合の型である初発刀、左刀などを演武。5年生の鈴木絆君は「きょうは一番うまくできた。楽しいし来年もまたやりたい」と話していた。

 小太刀2本で関口流抜刀術(熊本県)を披露した中山洋一さんの居合は、振りかぶった刀を振り下ろすとき、左右の足を踏み換える激しい動きが特徴。「エイッ、エイッ、エイッ」という敵を圧倒する高く、大きい掛け声に周囲は圧倒されていた。

 5年前、全国の流派に呼びかけて始まった居合道演武会の呼びかけ人、無雙直伝英信流居合兵法の森顯師範は「林崎流を中心に室町時代以降、500年以上続いてきた居合道。この歴史と伝統を知っていただきたい」と話していた。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ブランドコンテンツ