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絵本で子供に善悪を 大阪市の住職企画、幼稚園などでの読み聞かせ好評  

子供に「善悪」を説く絵本を出版した全興寺の川口良仁住職=大阪市平野区
子供に「善悪」を説く絵本を出版した全興寺の川口良仁住職=大阪市平野区
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 「大阪のおばちゃん」が地獄と天国を巡るバスツアーに参加するという設定で子供たちにも分かりやすく「善悪」の観念を説く絵本を、大阪市平野区の僧侶が企画、「じごく ごくらく こころノート」のタイトルで風濤社から出版した。「道徳を教える読み聞かせの教材に最適」と幼稚園や保育所などで話題になっている。

 企画監修したのは、地獄巡りができる「地獄堂」と極楽巡りの「ほとけのくに」を境内に設けている全興寺(せんこうじ)(高野山真言宗)の川口良仁(りょうにん)住職(72)。「昨今は道徳教育が十分できなくなり、先生方も子供に善悪を教えるのに困っている。その助けになれば」との思いからという。

 バスツアーのおばちゃんが見たのは、地獄でも極楽でも、真ん中にごちそうが置かれたテーブルを囲む人たち。自分の腕より長い箸で食べることになっているため、みんなが先を争って食べようとする地獄ではうまく食べられず、互いにぶつかりあってけんかになってしまう。一方、極楽では向かいに座る同士が相手の口に食べ物を運んであげ、仲良く食事を楽しむことができている…。

 「天国も地獄も、あるものは同じ。心の持ち方一つで善にも悪にもなることを怖がらせることなく教えたかった」と川口住職。よく知られた法話を基にした物語が、「おばちゃん」のやわらかい大阪弁で親しみやすく語られている。

 ストーリー以外にも子供を引きつける工夫がある。それが、いいことをしたら「ごくらくシール」、いじわるや悪いことをしたら「じごくシール」を貼りつける「こころノート」の作製呼びかけ。巻末には、親子で極楽度・地獄度チェックをする「エンマ大王のおさばき」もある。

 この絵本を読み聞かせに使ったという平野区内の保育所からは「子供たちはノートを作って喜んでシール集めをしている」「極楽に行くために良いことを進んで行うよう意識する姿が見られるようになった」といった内容の感謝の声が寄せられているという。

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