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浦和競馬場に新スタンド完成 9月2日運用開始 11月の「JBC競走」へ準備着々

 地方競馬の祭典「JBC競走」開催に向けて建設を進めていた浦和競馬場(さいたま市)の「新2号スタンド」が完成し、9月2日から運用がスタートする。29日の記念式典には県浦和競馬組合の管理者として上田清司知事も駆けつけ、完成を祝った。

 昭和43年に完成した旧2号スタンドは、50年以上使用されてきたが、耐震性や老朽化の問題から平成28年度に建て替えが決定。30年1月から建設工事が始まり、今年7月26日に新2号スタンドが完成した。

 浦和競馬組合によると、新2号スタンドの事業費は約30億円。地上4階、地下1階建てで、延べ床面積は約4323平方メートル。一般席や指定席など計733席を設置した。

 ◆「中央競馬並み」

 新2号スタンドは、どの座席からも迫力あるレースを観戦できるように工夫し、指定席にはモニターを設置して利便性も高めた。災害対策として太陽光発電設備や雨水を利用するトイレ設備を新設した。内覧した関係者は「中央競馬並みの設備環境だ」と話す。

 浦和競馬場はバブル崩壊の影響や娯楽の多様化で、10~13年度に累積赤字が拡大するなど経営的に厳しい時期があった。ところが、15年度のインターネット投票導入を契機に回復に転じ、30年度の売得金は約464億円と過去最高を更新している。

 この日の式典では、上田知事が「JBC競走を契機に、『浦和競馬、ここにあり』ということを改めて示してほしい。多くの競馬ファンに足を運んでもらい、公営競技の実をあげていきたい」と強調した。続いて周辺対策協議会の川上武夫会長が挨拶で「浦和競馬の存続が危ぶまれたこともあったが、上田知事の尽力で式典を開催できた。長い間、本当にご苦労さまでした」と、30日で退任する上田知事をねぎらって花束を渡した。

 ◆家族や身障者も

 JBC競走は持ち回りで実施されるレース。初開催となる浦和競馬場では11月4日に予定され、関係者は「JBC競走を浦和競馬場で開くのは悲願だった」と心待ちにしている。

 JBC競走で来場者3万人、売得金60億円を目指している浦和競馬組合。広報担当は「今後もパドックや走路も拡張する予定で、JBC競走に向けた準備は進みつつある。ファミリー層や身障者も利用しやすくなったスタンドを多くの方に利用してほしい」と呼びかけている。 (竹之内秀介)

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