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水俣条約発効2年、国際会議前に講演会

スイス・ジュネーブで開かれる水俣条約締約国会議に参加する松永幸一郎さん
スイス・ジュネーブで開かれる水俣条約締約国会議に参加する松永幸一郎さん

 「水銀に関する水俣条約」の発効から2年となり、水俣病の被害者と支援者らでつくる「水俣条約推進ネットワーク」は、熊本県水俣市で水銀規制の課題をテーマに講演会を開いた。参加した胎児性患者、松永幸一郎さん(56)は、11月に出席するスイス・ジュネーブでの第3回条約締約国会議に向け「日本と同じ過ちを繰り返さないでと伝えたい」と話した。

 松永さんは9年前から股関節の痛みがひどくなり、車いすを使用している。「水俣病は治らず、患者は一生病気と付き合わないといけない。未来の子供たちに自分のような人生を歩んでほしくない」と訴えた。

 講演した熊本学園大の中地重晴教授(環境化学)は、医療機関からの血圧計回収や、体育館で使われる高圧水銀灯の代替化が課題だと指摘した。水銀に汚染された場所を管理する重要性も強調した。

 水俣条約は、水俣病の原因となった水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す国際条約。採掘から輸出入、使用、廃棄まで包括的に規制するもので、前文で水俣病の教訓にも触れている。2017年8月16日に発効し、環境省によると日本を含む110以上の国と地域が締結。同年9月の初の締約国会議には胎児性患者、坂本しのぶさん(63)も出席した。

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