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日本一の「雑節」アピール 天草・津田さん、各地で商談や香港輸出も

イワシを乾燥させて作った「雑節」を手にする天栄食品の津田拓司代表
イワシを乾燥させて作った「雑節」を手にする天栄食品の津田拓司代表

 イワシやサバを乾燥した「雑節(ざつぶし)」を熊本県天草市の水産加工販売業「天栄食品」が売り込んでいる。熊本県は日本一の雑節生産地だが、かつお節と比べて認知度が低いため、削り節などに加工して各地の商業施設で販売したり、香港に輸出したりしてアピールする。津田拓司代表(27)は「多くの人に味わってもらい、地域を盛り上げたい」と語った。

 雑節は料理のだしを取る際などに使われ、熊本県では大半が天草市で製造されている。津田氏は元高校球児で、九州学院(熊本市)の投手として夏の高校野球熊本大会決勝でも投げた。大学時代に肩を壊して地元に戻り、父の満氏(64)が営む雑節製造の津田水産(天草市)で修業を重ねた。

 津田水産の雑節は大手メーカーなどに卸し、食品の隠し味として幅広く使われている。それでも雑節の存在はあまり知られていない。そこで、津田氏は平成28年、「天草の繁栄に貢献したい」との思いを込めて天栄食品を設立した。

 雑節を削り節などに加工して食料品店チェーンに納入するほか、農林中央金庫などと組んで各地の商談会に頻繁に足を運び売り込みを図る。輸出にも挑戦し、香港の日本料理店で使われるようになった。

 津田氏は「削り節は栄養豊富で食感はふわふわ。さまざまな料理で手軽に味わってほしい」と語った。さらなる用途拡大に向け、ふりかけの商品化も目指している。

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