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科学を幼い頃から身近に 「出張授業」保育園などで好評 兵庫

石塚隆幸室長(奥)の説明に聞き入る園児ら=西宮市
石塚隆幸室長(奥)の説明に聞き入る園児ら=西宮市

 子供たちの理系離れが指摘される中、幼い頃から科学実験に親しむ試みが注目されている。宝塚市の科学教室では、県内の保育園などで「遠心力」や「光の屈折」などをテーマに「出張授業」を実施。園側からも「身近なことから科学の原理が分かる」と好評を得ている。

 出張授業を実施しているのは、滋慶学園グループが全国16カ所に開設する科学実験の体験型総合教室「サイエンス倶楽部」の逆瀬川教室。石塚隆幸室長が8年前から県内の幼稚園や保育園などに出かけている。

 「見て、見て」「ロープウエーみたいに動いた!」。西宮市門戸岡田町の保育園「チャイルドケアハウス トット」では7月11日、石塚室長の実験を見守っていた3~5歳の園児11人から歓声が上がった。

 今回の実験は「アルキメデスのらせん」がテーマだ。園児らに長方形の枠組みを作ってもらい、針金をらせん状に巻いたコイルを水平にセット。コイルをぐるぐる回すと、ぶら下げた小さな発泡スチロールがロープウエーのように左右に動いていった。

 石塚室長はさらに、ミキサー車の絵を見せながら、「ミキサー車の中はコイルと同じようならせん状になっていて、回りながら生のコンクリートを外に排出しようとする働きがあるんだよ」と説明。園児らも納得したような表情で話に聞き入っていた。

 同園では月1回のペースで出張授業を依頼し、これまでに「光の屈折」「磁力」などをテーマに授業が行われた。宮本華子園長は「(園児が)今は分からなくても、もう少し年齢を重ねたとき、『あのとき習ったのはこのことか』と結びつくこともある」と授業の有効性を指摘する。

 石塚室長は「身近にある事象・現象に興味関心をもってもらい、それを子供たちが解き明かそうとするプロセスを大切にしたい」と話している。

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