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旧軍人の日章旗、木更津帰還 米兵の遺族から74年ぶり

吉田一郎さんの日章旗を持つ両国の遺族=9日、木更津市役所(橘川玲奈撮影)
吉田一郎さんの日章旗を持つ両国の遺族=9日、木更津市役所(橘川玲奈撮影)

 先の大戦で茨城県で終戦を迎え復員した木更津市の吉田一郎さん(享年69)の日章旗が米兵の遺品の中から見つかり、米兵の遺族から吉田さんの遺族へ74年ぶりに返還された。日章旗を受け取った吉田さんの長女、高木宏子さん(75)=神奈川県三浦市=と次女の長谷川伊公子(いくこ)さん(72)=同県横須賀市=は「ただただびっくりした」と、遺品が手元に戻った喜びをかみしめた。(橘川玲奈)

 木更津市役所で9日に行われた返還式には、日章旗を所持していた米国のウィリアム・ストロンボスさん(享年76)の長女のデイナ・バトラーさん(59)と、孫のクリステンさん(28)が来日して出席。日章旗に署名がある当時の市職員だった渡辺良郎さん(96)も同席した。

 高木さんと長谷川さんによると、吉田さんは戦中、木更津市で暮らし、終戦直前に招集された。日章旗はそのときに贈られた。木更津航空隊を経て谷田部航空隊(現・茨城県つくば市)で従軍。出征当時、高木さんは胎児だったため、母親が生まれたばかりの高木さんを見せに谷田部へ面会に行ったことを聞いたことがあるという。

 吉田さんは終戦後に木更津市へ戻り、「川要(かわよう)」という酒屋を営み、昭和55年に69歳で亡くなった。

 一方、ストロンボスさんは、第二次世界大戦でカナダ空軍に所属し、インドへ出兵。戦後は米・ニューヨークへ戻り、76歳で亡くなった。遺族が3年前に遺品整理をした際、ストロンボスさんのトランクの中から日章旗を見つけた。

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