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【ZOOM東北】青森発 リンゴ「千雪」?の苗木、中国で無許可販売 県、法的措置も含め対応

青森県が開発したリンゴ「千雪」。中国での無許可販売をめぐり、生産者は憤りを隠さない
青森県が開発したリンゴ「千雪」。中国での無許可販売をめぐり、生産者は憤りを隠さない

 日本の農産物の品種が海外に流出するケースが相次ぐ中、青森県が開発したリンゴとみられる苗木が無許可で中国のネット通販サイトで販売されていたことが発覚した。県では事実と確認されれば法的措置も含めた対応に乗り出す方針だ。県の「宝」とも言えるリンゴの知的財産権が侵害されていることに対し、生産者らからは憤りと検疫体制の強化を求める声が上がっている。(福田徳行)

◆生産者も憤り

 今年3月、県内の関係者から地方独立行政法人・県産業技術センター(黒石市)に情報提供があり、調べた結果、県が開発したリンゴの品種「千雪」とみられる苗木について中国で複数の業者が無許可で販売している疑いが判明した。

 同センターりんご研究所(同市)によると、「千雪」は「金星」と「マヘ7」を交配して育成された品種で、平成20年に品種登録された。甘みが強く、果肉をすり下ろしても褐変しにくいのが特徴で、外食産業や加工用などさまざまな活用が期待されるという。津軽地方を中心に作付けされ、29年の作付面積は約16・8ヘクタール。27年には中国でも品種登録され、知財権を管理している同センターの許可なく栽培・販売することは禁止されている。

 国内の果物は良質と安全性の高さで海外から人気が高く、輸出が好調な一方、イチゴやブドウ、サクランボといった人気品種が中国、韓国などで無許可で生産・販売されているケースが相次いでいる。千雪を品種登録した背景には、中国で仮に栽培が進めば台湾や香港、東南アジアで人気が高い県産リンゴに影響を及ぼす可能性があるためだ。

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