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【夏の高校野球】作新学院3年・立石翔斗捕手 投手に合わせたリード研究

捕手として全試合にフル出場して好リードを見せた作新学院・立石=28日、宇都宮清原球場(根本和哉撮影)
捕手として全試合にフル出場して好リードを見せた作新学院・立石=28日、宇都宮清原球場(根本和哉撮影)

 五回裏1死満塁。先発・林勇成へのサインはインコースのスライダーだった。「相手は絶対に打ってくる。タイミングを外せると思った」。狙い通りの球でミートさせず、併殺でピンチを切り抜けた。林は試合後に語った。「立石が要求してきたので信じて投げた。あの場面が大会の最大のハイライトだったと思う」

 昨夏の甲子園後、新チーム始動とともに正捕手に。しかし、秋の県大会で佐野日大に敗れ優勝を逃すと、3月の練習試合中に右の人さし指を骨折し、春の県大会では出場すらできなかった。「何もできない悔しさでいっぱいだった」。苦しい時期が続いていた。

 しかし、いつも球を受けている味方の投手たちを外から見ていると、以前は気に留めなかった投手の性格や癖などにだんだんと気付くようになった。「例えば林は自分から意見を言ってくるが、三宅はそうでもない。それぞれの投手に合った構え方や声のかけ方がある」。投手や場面によるリードの変化の必要性を学び、コーチらからも教えを受けながら猛勉強。春の悔しさを晴らすかのように成長を続け、夏に臨んだ。

 今大会ではリード面以外でも貢献。7安打5打点を記録し、自慢の肩で盗塁は一つも許さなかった。「強気なプレーができたと思う」と納得の表情を浮かべた。9連覇を果たした王者を支える、信頼される捕手の姿がそこにあった。(根本和哉)

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