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【夏の高校野球】文星芸大付3年・饗庭陽生投手 強気のインコース、最後まで

 打者のインコースを突く直球。甲子園をかけた大舞台でも、強力打線を相手に持ち味を発揮した。

 前日の準決勝終盤、攻撃中の走塁で相手野手と交錯し、軸足の右足首を傷めた。高根沢力(つとむ)監督は「前の試合のアクシデントがなければ、先発を任せる予定だった」と振り返る。右足首をテーピングで固めて痛み止めを飲み、ベンチから戦況を見守った。

 王者に先行を許す苦しい展開で、四回からマウンドに。「正直、いつも通りの球は来ていなかった」とは女房役の捕手、浅野空我(くうが)。それでも、一球一球、気持ちを込め、ミットに投げ込んでいった。多少、甘いコースに入っても、気迫で打ち損じを誘った。「それがエースだから」。背番号1が頼もしい。

 昨秋・今春とベスト4に終わり、チームで甲子園を誓った最後の夏。突出した選手はいないものの、どのチームよりも苦しい練習をしてきた自負があった。だからこそ、大舞台まであと一歩の結果に、満足したわけではない。

 それでも、「直球をきっちり投げて、三振も取れた」と、強気が売りの天性のエースは試合後、どこかすがすがしい表情だった。

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