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【夏の高校野球】青藍泰斗、接戦制し4強

 第101回全国高校野球選手権栃木大会は24日、県営球場など2球場で準々決勝4試合が行われ、青藍泰斗が接戦を制したほか、作新学院が佐野日大をコールドで下した。ほかに文星芸大付、宇都宮商が勝利し、ベスト4が出そろった。

 県営球場の青藍泰斗対宇都宮工は九回で決着が付かず延長に。タイブレークに突入した延長十三回に宇都宮工が3点を奪うと、その裏に青藍泰斗も3点を取り返し振り出しに戻した。延長十四回に青藍泰斗・青山が適時打を放ってサヨナラ勝ちを決めた。

 作新学院は同球場で秋、春の県大会を連覇した佐野日大と対戦。二回に5点を奪って逆転に成功すると、その後も四回に4番・八重幡(やえはた)の満塁本塁打が飛び出すなど、15点を奪い圧勝。佐野日大は打線が11安打を放つなど意地を見せたが、投手陣が作新学院打線の勢いを止められなかった。

 宇都宮清原球場では文星芸大付投手陣が宇短大付に16安打を許し苦しんだが、確実に打線をつないで9点を奪い勝利。宇都宮商は三回に4連打で4点を奪うなど、打線が爆発して石橋に快勝した。

 準決勝2試合は27日に宇都宮清原球場で行われる。

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 ●佐野日大、敗戦にも堂々

 秋、春の県大会を連覇し勢いに乗っていた佐野日大だったが、昨夏も敗れた作新学院に屈し、ベスト8で姿を消した。

 しかし、試合後の選手は「自分たちの野球はできた」と声をそろえた。春はけがで出場できなかった先発の松倉亮太は「チームはすごくいい雰囲気だった。今日も自分の投球はできたと思う。悔しいが、やりきった気持ちはある」と話した。主砲の橋浦大知も「連覇のプレッシャーはなかったし、準備してきたことを出せたので悔いはない。作新学院の集中力が上だった」と涙は見せなかった。

 県大会3季連続優勝は逃したが、3年間鍛えてきたチームの力を堂々と発揮し、最後の夏を終えた。

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 ◆宇都宮工3年・小林陽心(はると)投手 延長十四回190球力尽く

 延長十四回、アウトコースに投じたツーシームに食らいつかれ、打球は内野の間を抜けた。「これで終わりなのか」。最後の夏は幕を閉じた。

 昨夏の栃木大会準決勝、九回に本塁打を浴び、作新学院にサヨナラ負けを喫した。「たった1球のコントロールミスで負けた。あの悔しさを忘れたことはなかった」。1番を背負った秋以降、一球一球集中を切ることなく投げ続けた。「どんな状況でもチームを勝たせるのがエースだ」。強い思いでマウンドに立つ右腕に野手も奮起。練習時間の8割を打撃練習に費やした。今大会は懸命に打線をつないで援護、ベスト8まで勝ち上がった。

 迎えた準々決勝は、シードの青藍泰斗相手に延長十四回の熱戦。幾度となく訪れたサヨナラ負けのピンチも、気迫でしのいだ。打線もそれに応えるかのように追いすがり、一時は勝ち越したが、190球の熱投の末、エースは力尽きた。

 試合後、仲間への感謝の思いを語るなど気丈に振る舞ったが、最後は「まだまだだった。悔しいです」。あふれる涙を隠すことはできなかった。(根本和哉)

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