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【参院選】自民「10万票減」の衝撃 立民得票数も今ひとつ 茨城県民の冷めた視線反映

 22日未明に開票が終了した参院選茨城選挙区は、与党と野党第一党が改選2議席を分け合う従来の構図が維持された。ただ、自民党公認候補は、平成28年の改選に比べて10万以上得票を減らす結果に終わり、勝利に歓喜するムードは乏しい。立憲民主党も旧民進党時代に比べると票数が大きく目減りした。他党に大差をつけて「指定席」を手にした両党だが、今後の党勢拡大に課題を残した。(松本学、永井大輔)

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 まるで「敗戦の弁」のようだ。茨城選挙区で再選を決めた自民党現職の上月良祐氏(56)は22日、水戸市内で記者会見し、開票結果について険しい表情で語った。

 「前回の票を超えられなかったことが悔しい」

 無理もない。今回の上月氏の得票は50万7260票で、28年参院選の自民党候補が得た60万9636票に遠く及ばなかった。それだけでなく、上月氏が25年の初当選時に獲得した56万642票と比べても約5万3千票も減少した。

 今回の参院選で自民党県連は、党本部側で浮上した2人目擁立論を退け上月氏1人に絞った。「安全策」を貫いた手前、圧勝によって党勢を誇示する必要に迫られていたが、この戦果ではメンツは丸つぶれだ。

 一方で、上月氏を追い上げて2議席目を獲得した立憲民主党新人の小沼巧氏(33)も芳しい成果を挙げたとは言いがたい。

 28年参院選で旧民進党候補は30万6050票を獲得したのに対し、今回の小沼氏の得票は23万7614票にとどまった。

 25年に旧民主党候補が得た20万4021票を上回ることはできたが、自民党が大きく得票を減らしていることを考慮すると、物足りなさが残る。自民党王国・茨城での「番狂わせ」(枝野幸男代表)という目標には程遠い結果だ。

 自民党と立憲民主党から「逃げた」票はどこへ行ったのか。

 他に茨城選挙区に候補を立てた共産党などの得票に大幅な伸長が見られず、なおかつ投票率が28年に比べて5ポイント以上低下していることから推測すると、少なからぬ有権者が棄権を選んだとみられる。

 権力を維持する執念に欠けた与党と、権力を奪取する迫力が不足した野党-。双方に対して県民がそっぽを向いている現状を、史上3番目の低投票率が物語っている。

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