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【参院選】低投票率も高橋氏手堅く 44・14% 加藤氏、都市部で健闘 栃木

 参院選の開票結果が22日未明、確定した。県内の投票率が3年前の前回選挙を7ポイント以上下回る44・14%と低迷した中で、組織選挙を徹底した自民現職、高橋克法氏(61)は手堅く再選。立憲民主新人の加藤千穂氏(43)は無党派層をすくいきれなかったが、得票率が前回の野党統一候補を上回る健闘だった。(山沢義徳)

 加藤氏が得た票数は、高橋氏の得票数の76・6%だった。前回の野党統一候補(64・9%)に比べ善戦したのは、野党共闘の手法が定着したことも一因だ。

 また、自民の女性現職と野党の新人男性が対決した前回の構図と異なり、今回は「野党候補の清新さも際だった」(自民関係者)。

 得票を地域別にみると、加藤氏は主に都市部で浸透し、郡部は高橋氏への支持が強固。「NHKから国民を守る党」新人の町田紀光(としみつ)氏(40)も同様で、得票が比較的多かったのは浮動票の多い都市部だった。

 加藤氏が大票田の宇都宮市で得た票数は、高橋氏の約85%。さらに、立民の福田昭夫衆院議員を選出している栃木2区のうち、福田氏が市長を務めた旧今市市を含む日光市は88・6%と9割に迫った。逆に高根沢町は、高橋氏が町長を15年務めた地元だけに39%弱にとどまった。

 25市町で唯一、高橋氏の得票が加藤氏を下回ったのは塩谷町。国が、放射性物質を含む指定廃棄物の処分場候補地に挙げた影響だ。

 今回は12年に一度、統一地方選と重なって“選挙疲れ”が生じる「亥年選挙」だけに、投票率低迷は当初から予想された。政権選択の機会でないこともあって「若い世代では、選挙があるのを知らない人も多かった」(福田富一知事)。

 野党陣営は投票率底上げによって得票を伸ばそうとした。福田衆院議員は「60%くらいまでいけば勝利もあったと思うが」と、無念を語った。

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 ■自公、比例で票減らす 角田氏、個人最多も落選

 県内の比例代表での得票は、自民が28万2028票を獲得して最多だった。以下、立憲民主13万2530票、公明8万9654票、国民民主6万9533票、共産3万5268票、日本維新の会3万4264票と続いた。

 低投票率が影響してか、自民が前回平成28年比で3万票余りの減。公明も前回比で約1万票余り減らした。また、前回の民進(当時)が約17万5千票だったのに対し、民進から分裂した立民、国民の今回の合計は20万票以上と、票を上積みしたことになる。一方、共産、維新はいずれも票を減らした。議席獲得が話題になった「れいわ新選組」「NHKから国民を守る党」はそれぞれ2万6746票、1万5017票だった。

 個人票最多は元宇都宮市議の自民新人、角田充由氏で2万1605票を集めたが、議席には届かなかった。

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