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参院選で広がる投票時間短縮 栃木県内170カ所、負担軽減や開票効率化

 21日投開票の参院選で、投票終了時刻を繰り上げる動きが県内の市町に広がっている。公職選挙法は原則として「午前7時~午後8時」と定めているが、県内全830投票所のうち、8市町の170カ所が1~2時間繰り上げる。選挙事務の効率化につなげるのが狙いだ。(山沢義徳)

 「過去のデータを精査した結果、午後7時以降の投票者は全体の3%に満たなかった」と説明するのは、栃木市選挙管理委員会の担当者。今年4月の県議選から、全投票所で投票時間を午後7時または6時までに短縮した。

 那須烏山市では、投票所の数も24カ所から12カ所に半減。投票時間はすべて2時間繰り上げる。「立会人と市職員の負担や人件費を軽減できる上、開票作業もスピードアップする」(市選管)と期待を込める。

 同市は以前から期日前投票率が高いことも、繰り上げの理由だという。直近の国政選挙である平成29年10月の衆院選では、全投票者の5割超が期日前投票を行った。「時間短縮を求める声がもともと多く、繰り上げても大きな問題はない」(同)と判断した。

 このほか茂木町、那珂川町も全投票所で1~2時間の繰り上げを実施。佐野、鹿沼、日光、矢板の4市でも、中山間地域など一部の投票所で繰り上げる。

 公選法は、地域に特別な事情がある場合に最大4時間の繰り上げを認めているが、有権者の投票機会を狭めることにもつながる。

 そのため栃木市選管は、期日前投票所を「イオン栃木店」など12カ所に設けて買い物ついでに立ち寄りやすくした。有権者へ郵送する投票所入場券にも繰り上げ時間を大きく印刷し、早めの投票を呼びかける。

 那須烏山市選管は立会人を公募し、期日前投票への関心向上を図っている。

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