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【参院選】鶴岡震度6弱から1カ月 復旧作業進まず…支援制度見直し望む声

 21日に投開票される第25回参院選が終盤を迎える中、鶴岡市で震度6弱を観測した地震は18日で発生から1カ月を迎えた。県有数の温泉地として知られる「あつみ温泉」では地震発生当初はキャンセルが相次いだものの、客足は戻りつつある。一方、同市内の住宅復旧は資材不足などの影響で進んでいない。被害状況から災害救助法の適用対象にならないため、同市の有権者からは同法の改正を望む声が上がっている。(柏崎幸三)

 「あつみ温泉」では地震発生当初、源泉から旅館などの施設に供給する温泉の配管が破損。一時は休業に追い込まれたが、7月1日には再開した。それでも、予約客のキャンセルは約8千人に達したという。

 県や鶴岡市では、同温泉に宿泊した客1人当たり3千円を割り引くキャンペーンを開始。その効果もあってか、客足は例年の8、9割まで戻っているという。あつみ観光協会の榎本幸作さん(51)は「今回は行政の支援が早く助かった。一時的な支援に終わらせず、継続的な支援をお願いしたい」と強調する。

 一方、地震発生時に小・中学生が避難所に訪れた住民に対して毛布を渡すなどしていた同市の三瀬地区。近くに住む衣料品店経営の今野俊一さん(61)は参院選公示後「(大沼、芳賀の)両陣営ともに来ましたが、年金問題などが中心。地震のことはあまり聞こえてこない」と話す。

 鶴岡市では住宅の全壊はなかったものの、半壊が11棟、屋根瓦が落ちるなどの一部損壊は565棟に及んだ。その中でも一部損壊が最も多かった小岩川地区では、92棟で屋根瓦が落下。「危険」「要注意」といった危険度判断された家々が続く。同地区会長の本間新一さん(68)は「修復工事は始まったばかり。業者が不足しているため市内の瓦業組合にお願いし、着工が早まればと思っています」と期待を寄せる。

 本間さんは参院選公示後、自民現職の大沼瑞穂氏、野党統一候補で無所属新人の芳賀道也氏から「国に(地震の)被害を伝えていきたい」という訴えを演説の中で聞いたという。こうした主張に対し、本間さんは「災害救助法は全壊、半壊の家屋が対象。ここは屋根瓦が落ちるなどの一部損壊などのため、国からの補助は受けられない。支援制度のあり方を見直してほしい」と語気を強める。

 被災地の「声」は、果たして各候補者に届いているのだろうか。

                   ◇

 ◇山形選挙区立候補者  

 届け出順(1-3)

 大沼 瑞穂 40 元厚労政務官 自(岸)現 【公】

 芳賀 道也 61 元民放アナ  無   新 【立】【国】【共】【社】

 小野沢健至 49 元会社役員  諸   新

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