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【参院選】公明、福岡選挙区で総力戦 山口代表2度目の来援、50万票獲得へ幹部続々

党公認候補の応援で福岡入りした公明党の山口那津男代表=北九州市八幡西区
党公認候補の応援で福岡入りした公明党の山口那津男代表=北九州市八幡西区

 公明党が、参院選福岡選挙区(改選3)で総力を挙げた選挙戦を展開している。12日には山口那津男代表が公示後2度目となる福岡入りをするなど、党幹部が連日、党公認候補の応援に駆けつける。連立政権を組む自民党の積極的な後押しもあり、3年前の前回選挙に続く議席獲得と比例票の上積みに懸命だ。 (九州総局 中村雅和)

 「なっちゃんでーす!」

 北九州市八幡西区のJR黒崎駅前でマイクを握った山口氏が、演説冒頭におなじみのフレーズを切り出すと、集まった支持者は大きく沸いた。演説では、事業承継時に相続税や贈与税を免除する制度新設など政権の成果を挙げ「小さな声を聞く力を持っている公明党だから実現できた」などと強調した。

 山口氏はこの日、北九州市内4カ所を回った後、記者団に「(福岡選挙区は)相手候補も強く、しのぎを削る戦いだ。これからが正念場になる」と気を引き締めた。引き続き13日も福岡市内で街頭演説をこなす予定だ。

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 公明は今回、福岡を含む改選3以上の7選挙区にそれぞれ候補を擁立した。九州・山口では福岡選挙区が唯一で、議席確保は至上命令となっている。公示後、山口氏の福岡入りは5日以来で、ほかにも石井啓一・国土交通相や太田昭宏・前国交相ら幹部を連日、投入する。

 福岡選挙区の改選数が2から3に増えた平成28年の前回参院選で、公明候補は約47万票で3位当選だった。今回は50万票を目標としているが、「まだそこまでは届いていない」(県本部幹部)として、13日には再び太田氏が応援に入るなど、今後も幹部の来援は続く。

 援軍は自らの党幹部だけではない。連立パートナーの自民党も強力にバックアップする。

 自民は選挙全体の勝敗を左右し、公明が候補を立てていない改選1人区で公明の支援を受ける見返りに、複数区の公明候補には支援を惜しまない。

 11日夕、福岡入りした安倍晋三首相(自民党総裁)が、真っ先に駆けつけたのは公明候補の街頭演説だった。首相による公明候補の応援は、選挙戦を通じて初めてであり、異例ともいえる。

 首相は年金や介護、子育て支援など社会保障の充実で自公連立政権の実績を強調し「生活が厳しい方に光を当てる政策を強くしていくのが公明党だ」などと持ち上げた。

 一方、自民候補の演説では必ず取り上げる憲法改正の話題には触れなかった。改憲に対して温度差がある公明への配慮もにじませた。

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 選挙区候補と連動した比例票の掘り起こしも、公明が福岡選挙区に注力する理由の一つだ。

 福岡は、有権者数約423万人を擁し、九州・沖縄8県の4割弱を占める大票田だ。今回、他党が福岡選挙区で、九州・沖縄地区を重点的に回る公明の比例候補と同姓の候補者を擁立したこともあり、個人名ではなく、政党名を書くよう、呼びかけているという。

 同党関係者は「福岡で票を伸ばし、政党、個人名あわせ(九州・沖縄)8県で100万票を目指したい」と語った。

 ただ、懸念もある。統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥年選挙」で、組織の疲弊も指摘される。この日、演説にかけつけたある女性支持者は「運動が続いてみんな疲れている。私もしんどい。ただ、最後の力を振り絞って、応援を続ける」と語った。

 届け出順(1増・3-9)

春田久美子 52 弁護士   国 新 

川口 尚宏 50 元会社員  諸 新 

河野 祥子 39 元直方市議 共 新 

浜武 振一 53 元筑紫野市議 諸 新 

下野 六太 55 元中学教諭 公 新 【自】

本藤 昭子 77 元会社員  諸 新 

野田 国義 61 元国交委員長 立 現 【社】

江夏 正敏 51 党政調会長 幸 新 

松山 政司 60 前1億活躍相 自(岸)現 

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