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プラ汚染問題、名画の海にも… 仙台うみの杜水族館がAIで描いたアート展示

AIが描いた「タヒチの女 2050」。ゴーギャンが描いた海がごみで汚染されている=仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館(千葉元撮影)
AIが描いた「タヒチの女 2050」。ゴーギャンが描いた海がごみで汚染されている=仙台市宮城野区の仙台うみの杜水族館(千葉元撮影)

 名画の海がもしごみであふれたら-。プラスチックごみによる海洋汚染が世界的に問題視される中、仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)で企画展「“名画になった”海展」が12日から始まった。企画展では、人工知能(AI)によってゴッホら絵画の巨匠たちのタッチを精緻に再現し、汚染された未来の海を描いたアートを展示。同館では「遠くない未来に起こること。問題を考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

 展示されているのは、ラッセンやゴーギャン、葛飾北斎らの海や砂浜を描いた絵画や浮世絵をモチーフにした作品。原画の中で描かれていた風景が、プラスチックごみが魚の量を超えるとされる2050年だったら-という設定で、水辺にはペットボトルやストローなどのごみがあふれている。作品では実際の海洋ごみを撮影し、AIによって画風になじむよう再構成して制作された。

 同館によると、世界全体で年間800万トン超のプラスチックごみが流出しているとの推計もあるという。海洋生物がビニールを誤飲して死亡するケースもあり、生態系に大きな影響を及ぼしている。

 先月大阪市で開催された20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)では、海へのごみ流出量を2050年までにゼロにするビジョンで合意。近年、日本でも飲食店で提供するストローを竹製に切り替えるなどの取り組みがある。

 同館の副館長、和田淳太さんは「海の問題を考えるには、水族館はいい仲介役だと思う。見学を通じて情報を発信するなど、何かアクションを起こすきっかけにしてほしい」と話している。展示は21日まで。

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