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【新時代に挑む 101回目の夏】粘り強い野球で臨む松山高 スランプ克服のエースに期待

 「決して強いチームではないことは選手も私も分かっている。チャレンジする気持ちになり切ることが大事だ」。10日開幕の夏の県大会を目前に控え、シード校入りした松山高(東松山市)の滝島達也監督はこう語る。

 昨秋の県大会は3回戦で聖望学園に敗北したが、今春の第91回選抜高校野球大会の「21世紀枠」の県推薦校として選ばれた。今春の県大会でもベスト16。3回戦で春日部共栄に惜敗した。

 滝島監督は最近の戦績について「本当に強いチームにはごまかしがきかない。きちんと力をつけなければ勝てないというメッセージ。勉強になった」と敗戦をバネに練習を重ねてきた。

 「接戦に強い」(滝島監督)のがチームの特色だ。昨秋の県大会は2回戦で伊奈学園に6-4、春の県大会も2回戦で栄北に3-2と接戦を制した。滝島監督は「粘り強く戦って勝ち抜いてきただけに、接戦になればこちらのチャンス。強豪とも戦える」と話す。

 接戦に強いチームに成長した背景には、積み重ねてきた練習がある。一つのミスが試合の流れを左右するからだ。だからこそ、基本動作はもちろん、さまざまな状況を想定した実戦形式の練習に取り組んできた。練習試合は格上のチームと対戦し、経験値を高めてきたという。

 ただ、課題もある。滝島監督は「打力勝負のような打ち合いの試合になると負けてしまう」といい、選手には「しっかり振り切る」ことを意識するよう指導。いずれも3年の大島悠(はる)代(か)、鍵山涼太郎、吉沢翔一朗、安野大(だい)将(すけ)の4選手に期待を寄せる。

 接戦に強い野球を支えるエース左腕の3年、吉田健留選手について、滝島監督は「いかに粘り強く、タフに投げるかだ」と精神面の成長に期待する。吉田選手は昨冬からスランプに陥っていた。調子を取り戻したのは今春の終わりごろからで、夏を前に調子を上げてきている。

 吉田選手はスランプの間、大学野球の練習を見学するなど積極的に克服しようとする姿がみられた。吉田選手について「本来は引っ込み思案で自分からは表に出ないタイプ」と評する滝島監督は「(本人は)性格を変えようと懸命にやっている」と成長を感じている。

 滝島監督が常に説くのは粘り強さ。「勝負強くあってほしい。野球を通して将来の糧にしてもらいたいから」。選手たちは監督の言葉を胸に、12日、小鹿野高との初戦に臨む

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