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【夏の高校野球】吾妻中央・石坂亮太主将 シード校に「完投したかった」

 エースで4番、その上、主将。身長161センチ、体重63キロの小柄な身体に重圧がないといえば、嘘だろう。

 「落ち着いて投げるよう、自分自身に言い聞かせて、臨んだ」

 相手はシード校・市立太田。130キロ台の速球に変化球を織り交ぜ、四回まで被安打1に抑えた。一方、味方は四回に三塁打と安打で1点を挙げた。逃げ切れるとは思わなかったが、試合の流れが変わったのは五回だった。先頭打者に死球を与えると、守りが浮足立ってミスが続き、内野安打1本で2点を失った。

 ベンチに戻り、ミスを謝るチームメートに「しょうがねえ、1点差だ」と主将らしく背中をたたいた。「まだ、負ける気はしなかった」

 ところが七回、相手打線が3巡目のところで、本多博之監督の下した継投策が裏目に。中前打を許すと二死後、2四球と長短4連打を浴び5失点。満塁からの三塁打は、ライトにいた石坂の頭を越えていった。

 八回再びマウンドに戻ったが、時すでに遅し。試合後、「完投したかった」と絞り出すように語った。学校は昨春、統合して生まれ、野球部も創部2年目。昨夏は初戦で1点もとれなかった。シード校相手に進歩といえるが、エースで4番で主将の目は、真っ赤だった。(橋爪一彦)

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