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商業捕鯨を食べて後押し フジミツ、出港に合わせ鯨肉使用食品きょう発売

鯨メンチカツ
鯨メンチカツ

 食品加工業のフジミツ(山口県長門市)は7月1日、鯨肉を使った食品販売を始める。藤田雅史社長は「わが国古来の鯨食文化を守り、普及させる一翼を担いたい」と述べた。日本政府は6月30日、商業捕鯨再開へIWC(国際捕鯨委員会)を脱退した。古くから捕鯨が盛んな山口県の長門市や下関市では、商業捕鯨を後押ししようという動きが相次ぐ。(山口支局 大森貴弘)

 フジミツが販売するのは「鯨竜田揚げ」(1袋100グラム入り、税抜き300円)と、「鯨メンチカツ」(1袋2個入り、同200円)の2種類だ。

 昨年12月、政府が商業捕鯨再開を決定した際、捕鯨で栄えた地域として、消費拡大に加え、鯨肉商品をブランド化できないか、商品開発を始めた。

 下関市の水産業者から鯨肉を仕入れ、サンプル作りを繰り返し、2商品の発売を決めた。全国のスーパーでの販売に加え、外食や弁当といった業務用の卸しも想定する。同社は、今後も鯨肉を使った商品開発を続ける。シューマイなどを検討しているという。

 政府は7月1日から商業捕鯨を再開し、母船「日新丸」など3隻からなる船団が、下関港を出港する。

 下関は戦前から、南氷洋捕鯨の基地として栄えた。捕鯨は基幹産業であり、今も、関連業者は多い。

 下関市は、老朽化が進む日新丸の代替船の下関での建造や、船団の母港化を水産庁に要望してきた。

 さらに市は、本年度当初予算に市立学校での「くじら給食」実施費用として、600万円を計上した。前年度に比べ約2倍となり、10万食を提供する。くじら給食を実施する全国の市町村で、最多となる見込みだ。鯨肉消費の拡大によって、商業捕鯨の動きの後押しを狙う。

 前田晋太郎市長は「捕鯨を再開しても、国内消費が伸びなければ盛り上がらない。商業捕鯨の再開を盛大に祝い、くじらの街・下関を全国にアピールしたい」と語った。

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