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新潟・山形地震 鶴岡の復旧作業が本格化 温泉は不安払拭に懸命

 新潟、山形の両県で震度6強、震度6弱を観測した地震から25日で1週間を迎えた。鶴岡市では復旧に向けた動きが本格化しているが、地元の温泉では予約客のキャンセルが相次いでおり、関係者は不安の払拭に懸命だ。(柏崎幸三)

 今回の地震で被害の大きかった鶴岡市小岩川地区では、雨を避けるためにブルーシートで屋根を覆う家が目立つ。

 「一時的な対策だが、148世帯のうち、半数以上の76戸を(ブルーシートで)覆った」と話すのは、小岩川自治会長の本間新一さん(68)。被害家屋の脇には割れた屋根瓦が積み上がっていた。25日もボランティアが同地区を訪れ、がれきの処理を手伝った。

 県内で2番目の水揚げ量を誇る同市の鼠ケ関(ねずがせき)漁港では、魚の売買を行う市場の天井が一部落下。また、船を係留する岸壁周辺には、約100メートルにわたって高さ約30センチの段差ができるなどの被害が出た。それでも、施設を管理する県漁業協同組合念珠関総括支所の佐藤修支所長(58)は「仕事は続けていますし、売上も落としていない」と話す通り、すでに通常通りの漁が行われているという。

 22日には自民党の岸田文雄政調会長らが同漁港を視察。「国のあらゆる制度で対応していきたい」と約束した。

 同漁港を管理する県空港港湾課も「国の補助金を待たずに応急処置で対応したい」としている。

 県内有数の温泉地、あつみ温泉では、源泉から旅館などの各施設へ供給する温泉の配管が破損。11カ所の施設で一時送水できなくなったが、復旧が順次進み、老舗旅館の「萬国屋」では7月1日に営業を再開することになった。

 あつみ温泉の旅館「瀧の屋」では、地震後に宿泊予約のキャンセルが100人以上出たという。ただ、復旧は確実に進んでいるだけに、同旅館の今野金十郎社長(79)は「あつみ温泉は安全だと全国に言いたい」と語気を強めた。

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