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京浜東北線しか止まらない… 川口駅に中距離列車停車? JR前向き回答 市、調査費2750万円

JR京浜東北線しか停車しない川口駅のホーム。中距離列車は手前の線路を通過する=川口市栄町
JR京浜東北線しか停車しない川口駅のホーム。中距離列車は手前の線路を通過する=川口市栄町

 JR川口駅に「湘南新宿ライン」や「上野東京ライン」といった中距離列車も停車してほしい-。長年要請してきた悲願の実現に向けて地元の期待は高まっている。川口駅には現在、京浜東北線しか止まらないが、川口市はJR東日本から前向きな回答を得たとして、今年度予算に調査費2750万円を計上した。中距離列車が川口駅に停車する日は来るのか。(竹之内秀介)

 JR東日本大宮支社によると、川口駅の平成29年度の乗車人数は1日平均で約8万4000人。県内では大宮駅、浦和駅に次ぐ規模だ。15日に混雑時の安全対策としてホームドアが設置されたものの、以前は人身事故などで京浜東北線のダイヤが乱れると、ホームが利用客であふれてしまうケースもあった。

 川口市の奥ノ木信夫市長によると、変化が起きたのは昨年12月5日。中距離列車を停車してもらうよう自民党県連の新藤義孝会長らとともに、JR東日本本社に要請した際、同社の副社長から「とりあえずJRの方で絵を描いてみます」との回答を得たという。

 市都市交通対策室の担当者は「中距離列車が川口駅に停車するようになれば、川口駅の膨大な利用者が分散され、1両当たりの混雑率が低下する」と指摘し、停車による分散効果に期待する。こうした動きに対し、川口駅を通勤で利用する男性会社員(32)は「今まで中距離列車が止まらなかったのがおかしいくらい」と期待を寄せる一方、浦和駅を使う女性会社員(27)は中距離列車の浦和-赤羽間で停車駅が増えることから「通勤時間が延びる。勘弁してほしい」と漏らす。

 JR東日本大宮支社は川口駅の中距離列車停車について、「工事費や他線への影響などさまざまな面から検討している。現段階で具体的に話せる内容はない」と話す。奥ノ木市長は「ここまでこぎ着けたのは歴代市長が粘り強く要請を重ねてきたことが背景にある。駅を拡張するための用地も確保しているので、市としてもなんとか実現させたい」と語る。

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