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HIV感染抑えるタンパク質の働き解明 京都大など研究グループ

 HIV(ヒト免疫不全ウイルス)1型の感染を抑えるタンパク質の働きを解明したと、京都大大学院医学研究科などの研究グループが、英科学誌「ネイチャー・マイクロバイオロジー」電子版に発表した。HIV1型はエイズ(後天性免疫不全症候群)発症の原因とされ、研究成果はエイズの新たな治療方法の発見につながる可能性があるという。

 HIV1型は、感染した免疫細胞の中で増殖し、細胞を破壊することで免疫機能の低下を引き起こす。細胞内で、ウイルスの設計図であるウイルスリボ核酸(RNA)がタンパク質と結合するとHIV1型が増殖し、感染が拡大する。

 竹内理教授(免疫学)らの研究グループは、ウイルスRNAに働きかけ、感染を抑える可能性のあるタンパク質を研究。62種類のタンパク質をHIV1型のRNAに結合させ、ウイルスの生産量を比較した。その結果、細胞内での働きが解明されていなかったタンパク質「N4BP1」と結合したときの生産量が、ほかのタンパク質と結合させた場合と比較して、20分の1以下に抑制されることを発見した。

 またN4BP1は、ウイルスや細菌が体内に侵入した際に働く酵素によって分解されることも発見。体内に潜伏しているHIV1型が活性化する原因とみられ、竹内教授は「N4BP1の研究を進めることで、HIV1型の病態解明やエイズを根治できるような新たな治療方法の発見が期待される」としている。

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