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関越交通が「客貨混載」で野菜直送 17日から片品→東京・銀座

 関越交通(渋川市)は片品村などと組み、乗客と貨物を一緒に運ぶ「客貨混載」を活用して新鮮な野菜を東京・銀座のホテルへ直送する事業を17日から始める。早朝に収穫した野菜を路線バスで運んだ後、ヤマト運輸経由でその日のうちに届ける。関越交通は新たな収益が見込まれ、片品村の農家にとっても認知度向上などが期待される。(柳原一哉)

 片品村の農家は、収穫したばかりの野菜を午前8時前に「道の駅尾瀬かたしな」(同村)へ出荷。関越交通の路線バス内に設けた一部スペースにこれらの品を客貨混載で積載し、ヤマト運輸支店近くのバス停まで運搬する。

 野菜を低温状態で保管し、ヤマト運輸の配送により午後6時までに「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」(東京都中央区)に届ける。レストランで翌日以降、サラダなどとして提供される流れだ。

 配送は原則1日1回、1日当たり最大20キロ。内容はトウモロコシやレタス、トマト、花豆など。道の駅を運営する片品村振興公社で取りまとめ、商品の代金に配送料を上乗せして回収する。

 片品村は、都心のホテルでの野菜の利用を進めることで高いPR効果を見込む。片品村は、群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる尾瀬国立公園の「玄関口」をアピール。尾瀬のイメージを掲げた野菜の販売が増えれば、農家にとって新たな需要を獲得するチャンスが広がる。

 関越交通は路線バスの空きスペースを野菜の輸送に活用することで収益拡大を図る。将来的な人口減でバス利用客の減少が懸念される中、こうした事業をバス路線網の維持に役立てる狙いもある。ホテル側は「尾瀬」ブランドの新鮮野菜を使った料理で差別化を図り、集客につなげる考えだ。

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