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加西・鶉野飛行場跡で戦闘機「紫電改」を復元公開 実物大模型、平和学習や観光に

公開された旧海軍戦闘機「紫電改」の実物大模型 =加西市
公開された旧海軍戦闘機「紫電改」の実物大模型 =加西市

 太平洋戦争末期、旧日本海軍が本土決戦の切り札として投入した戦闘機「紫電改(しでんかい)」の実物大模型が加西市の鶉野(うずらの)飛行場跡で公開された。平和学習や観光に活用しようと、市が約2年かけて制作。当面は戦争史料を展示する防災備蓄倉庫で毎月第1、第3日曜日に一般公開される。

 紫電改は全長9・37メートル、全幅11・99メートル。ゼロ戦の後継機として期待され、昭和20(1945)年1月から計約400機が製造された。加西市内で操業していた川西航空機(現新明和工業)の鶉野工場では46機が組み立てられ、隣接する専用滑走路で試験飛行していた。

 実物大模型は、地元で戦争の歴史を調べている「鶉野平和祈念の碑苑保存会」が発案。ゼロ戦の模型も手掛けた「広洋社」(水戸市)が、プロペラの形や防弾ガラスの厚みなど細部にこだわって復元した。主翼の自動空戦フラップは電動で出し入れできる。

 実機は愛媛県に1機、米国に3機が現存するが、実物大の模型は全国初。総工費約1500万円のうち、半分は国の地方創生推進交付金を活用した。加西市は周辺の戦争遺跡などを整備中で、2年後に地域活性化施設が完成次第、模型を移す。保存会理事の上谷昭夫さん(80)=高砂市=は「紫電改で空中戦を戦った多くの若者が犠牲になった。命の重みを感じてほしい」と話している。一般公開への事前申し込みは不要。問い合わせは市文化・観光・スポーツ課(0790・42・8773)。

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