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「都市農業の可能性を世界に」 大根の練馬区、11月に「サミット」

 練馬大根で有名な練馬区が11月に、「世界都市農業サミット」を開催する。大都市の中の農地で農業を行う「都市農業」に力を入れる同区が、同じように都市農業に取り組む世界の5つの大都市からゲストを招きシンポジウムなどを行う。区では「都市農業の魅力と可能性を世界に発信したい」とPRしている。

 ◆5カ国の関係者招く

 「世界都市農業サミット」は、都市農業が行われている米国のニューヨーク、英国のロンドン、インドネシアのジャカルタ、韓国のソウル、カナダのトロントの5都市から農業者、研究者、行政関係者らを招き、11月29日~12月1日に同区の練馬文化センターなどで開催される。

 農業についての国際会議やシンポジウムのほか、「練馬大根引っこ抜き競技大会」や練馬の野菜や果物、参加国の食品を販売する「ワールドマルシェ」など、一般の人も楽しめるイベントも予定されている。

 サミットを企画した練馬区は、農業生産の少ない大都市・東京の23区にあって農地の広さがトップ。区によると、平成28年度末時点で23区の農地526ヘクタールのうち、4割に当たる215ヘクタールを占める。

 区の担当者は「かつて23区にも多くの農地があったが、都市開発で消えていった。練馬区はほかの区に比べればそうした開発が進まず農地が残ったが、農家が誇りを持って残す活動をしてきた」と分析する。

 ◆「発展の起爆剤に」

 農家は工夫を凝らした活動も行っており、都市の住民が、農家の指導を受けながら種まきから収穫までを行える農業体験農園の数も多い。観光農園もある。区の担当者は「都市住民のニーズに応え、練馬の農業は発展しており、そうした先進的な取り組みが全国の都市農業を牽引(けんいん)してきたという自負を持っている」と胸を張る。

 ただ、一方で農家の高齢化の影響で、農地の減少傾向も続いており、平成5年に比べると、半分以下に。26年の区の調査では、農作業の主な担い手は50代以上が87%を占めていた。

 区は27年から人材育成のための「練馬区農の学校」を開設。都市農業に関わる人材を育成するとともに、必要とする農家とのマッチングを行うなど、行政と区民が協力して対策を進めている。サミットの担当者は「サミットを機会に、都市農業を誇りに思ってもらい、練馬の農業発展の起爆剤にもなれば」と意気込む。

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