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今秋公開、1万人の町が映画の舞台 鹿児島・長島町、地域の魅力発信し誘客

鹿児島県長島町が制作する映画の撮影の様子(同町提供)
鹿児島県長島町が制作する映画の撮影の様子(同町提供)

 人口約1万人の鹿児島県長島町が、同町が舞台の映画を制作し、今秋に各地で公開する。豊かな自然といった島の魅力を発信し、観光客の呼び込みを図る。制作・配給の費用約6千万円の一部に、自治体が寄付金の使い道を指定して資金を募る「ガバメントクラウドファンディング」を活用した。

 映画の仮題は「夕日のあと」。「海辺の生と死」を手掛けた越川道夫監督が指揮し、女優の貫地谷しほりさんらが出演する。長島町の里親のもとで暮らすわが子を追い、東京から実の母親が移住する。長島町の出生率が高いのを背景に、「子育て」をテーマに、地域社会の大切さを訴える。

 映画制作は元副町長の井上貴至氏の発案で、平成29年に撮影を始めた。ガバメントクラウドファンディングは、寄付者に税額控除があり、特産のブリを使った食品や、映画の鑑賞券を返礼品として用意した。

 寄付額は計82万円と目標の1千万円に遠く及ばなかったが、他に地元企業からの協賛金や、町からの補助金なども活用して、道筋をつけた。

 町の担当者は「美しい海に囲まれ、人々が支え合う長島町の魅力を伝え、観光や移住、定住の促進につなげたい」と語った。

 映画撮影を地域おこしに生かした事例では、今年2月に亡くなった佐藤純弥氏が監督し、茨城県内で撮られた「桜田門外ノ変」(平成22年公開)や、福井県の第三セクター、えちぜん鉄道が登場する「えちてつ物語」(30年公開)などがある。

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