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悲しみに寄り添う場所に 小金井に「たまごの家」開設

グリーフケアのイベントに集まった子供たち(エッグツリーハウス提供、画像処理をしています)
グリーフケアのイベントに集まった子供たち(エッグツリーハウス提供、画像処理をしています)

 大切な人を亡くした遺族の悲しみに寄り添い支える「グリーフケア」に取り組む一般社団法人「エッグツリーハウス」(練馬区)が今月、小金井市に拠点「たまごの家」を開設した。これまで活動拠点はなかったが、「ふと立ち寄れる場所を提供したい」と一軒家を借りた。名前には大切な人を亡くした人たちが穏やかに安心して過ごせる、温かい家にしたいとの願いが込められている。(斎藤有美)

 「グリーフ」(悲嘆)とは、思慕や追慕と共に感じる大きな悲しみ、その苦しみから立ち直ろうと試みる心の動き。平成26年に公認心理師の西尾温文(あつふみ)代表理事(65)らがエッグツリーハウスを立ち上げ、これまでグリーフケアに取り組んできた。

◆自分の体験生かし

 西尾さんがグリーフケアの必要性を感じたのは自身の体験からだ。次女、百珠(ももみ)さんを平成10年に5歳で亡くした。1歳でがんの一種と診断され、骨髄移植を受け一時期回復したが、4歳の時に再発。百珠さんの腹は病気で膨らみ「もうすぐ赤ちゃん、生まれるかも」と話した。そうしたことからか、闘病中に「たまごのある木」を描いた。

 「ももちゃんが描いた絵がエッグツリーハウスの名前の由来です」

 西尾さんは遺族ケアの必要を感じてアメリカなどで研修を積んだ。48歳から勉強を始め、51歳で臨床心理士の資格を取得。30年間経営した学習塾をやめ、都内の大学病院でがん患者の心のケアを始めた。

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