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【しずおか・このひと】フジサンケイL開催の川奈ホテルGC新支配人 広沢一寿さん(54)

 ■ゴルフ環境改善へ進取の取り組み

 毎年4月に女子ゴルフツアー「フジサンケイレディスクラシック」が開催される伊東市の川奈ホテルGC。長年支配人を務めた太田勝元氏(65)に代わり、この4月から新支配人として赴任したのが広沢一寿氏(54)だ。プロの大会が実施され、米ゴルフ雑誌で世界のゴルフ場トップ100に選出される名門コースだけに「重責を感じる」と襟を正す。一方で、減少傾向にあるゴルフ競技人口の回復に少しでも寄与しようと、新たなサービスや環境問題に配慮した進取の取り組みなどを進め、「おもてなしの心」で接客を心掛けている。(松本恵司)

 --赴任から約2カ月。川奈の印象はいかがですか

 「(昭和3年開業と)歴史あるゴルフ場の支配人の職を受け、びっくりしたというのが正直な感想です。十数年前になりますが、富士コースをプレーした時に見た風光明媚(めいび)な景色、各ホールにそれぞれ特徴があるという印象を覚えています。まさに印象に残るゴルフ場です。その川奈で働けることは名誉なことで、まして支配人となると責任の重さを感じます」

 〈川奈ホテルGCは大島コースが昭和3年、フジサンケイレディスクラシック開催の富士コースが11年に開業。米ゴルフマガジン誌が選出する「世界ゴルフ100選」で富士コースが毎回選ばれている。2017年版で日本からは3コースしか選出されていない〉

 --平成17年からフジサンケイレディスが実施、昭和56年から24年間は男子が開催されていました

 「フジサンケイ、イコール川奈という印象がついています。今年は大会3日間で昨年を上回る9837人という多くのギャラリーが来ていただきました。テレビで見て、川奈でプレーしたいと予約にもつながっていて大会の相乗効果は非常に大きいです。ゴルフ場の知名度を上げるにはプロの大会を開催するのが効果的といわれますし、憧れという部分で集客効果はあります」

 --今、ゴルフ界では減少する競技人口の対策が重要課題です

 「プリンスホテル系のゴルフ場では、初心者や高齢な方たちに配慮して(飛距離に応じた)ティーショットの場所を選択し、ゴルフを楽しんでもらう試みを4月から実施しています。評判は上々です。レディース用のティーグラウンドからでは男性も使いにくいでしょうが、今回の試みでは違和感が払拭され、使いやすく、いい取り組みだという評判を頂いています。また、富士コースでは要望もあったので、今冬からカート道を整備して運転手付き乗用カート5台を導入し好評を得ています。利便性向上のためには必要なアイテムだと考えており、要望が多くなれば拡大も見据えています」

 〈レジャー白書では平成6年に1200万人いたゴルフ人口が、28年には550万人にまで減少したという〉

 「さらに、世界的に問題視されているプラスチックごみ問題に配慮し、6月1日からは風呂場のポリ袋を他のゴルフ場に先駆けて廃止しました。驚く人もいますが、趣旨を説明しますと、非常に良い取り組みだと賛同いただいています。近隣のゴルフ場でも取り入れたいという話を聞きます。川奈ではリーズナブルな値段でランドリーバッグを販売しています。自然環境、地球環境に優しい取り組みは社会貢献の一環だと考えています」

 --ゴルフの魅力とは

 「ゴルフはその人の性格が出るスポーツだと言われます。自然の中でプレーし、一緒にラウンドする方とコミュニケーションを取れるのが魅力ではないでしょうか」

 --今後の取り組みなどについては

 「今までの伝統で培われた良いところは変えず、良い方向に変えるのは必要なことだと考えています。モットーとして、やろうと思ったことは完全燃焼することを心掛けていますので、その姿勢を今後も貫きたいと思います。また、ゴルフというスポーツはその日のコンディションなどで前回と同じプレーができるわけではありません。それでも足を運んでいただいたお客さまが過ごす大切な時間に感動を与えたいと思い、寄り添った取り組みをしていきたいと考えています」

                   ◇

【プロフィル】ひろさわ・かずひさ

 昭和40年6月2日生まれ。埼玉県内の高校を卒業後、久邇(くに)カントリークラブ(埼玉県飯能市)に入社。その後、ゴルフ場新設や運営などに携わり、前職の久邇CCでは10年近く支配人を務めた。子供の教育もあり単身赴任。プロ野球西武の大ファンで、昨季22回行った球場観戦が今季まだ3回なのが残念な様子。埼玉県所沢市出身。

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