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「地域の目」で子供守れ 下野市と署、違和感覚えたら通報呼びかけ

 もう一つが「日常的に連絡や通報態勢を確認しておくこと」。あいさつを返さない、表情を隠しているなど、気になる人物を発見した際、警察だけでなく学校にもすぐに連絡すれば、いざという時に学校側が安全確保に向けた対応をすぐに取ることができる。そのため、不審者を発見した場合の対応の分担や連絡態勢などを、普段から関係者間で話し合っておくことが重要という。同市の広瀬寿雄市長も「地域の関心の目を養うことで子供たちが守られることもある。通勤中など、関心が向かないのは分かるが、十分に目をこらしてほしい」と呼びかけた。

■今市事件や池田小教訓 犯罪抑止へ

 子供が標的にされた事件が発生するたびに、県内では安全確保に向けた対策が講じられてきた。今市市(現日光市)で小学1年の女児が殺害された「今市事件」発生後はもちろん、大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)での児童殺傷事件といった県外の事件も教訓にしてきている。

 平成17年に発生した「今市事件」では、女児が下校中にさらわれ、無残な姿で発見されている。女児が通っていた小学校の周辺では、事件後すぐに通学路の安全確保に向けた見守りが強化されるなどした。また、8日に発生から18年を迎えた池田小事件を契機に、全国の学校では、校内への部外者立ち入りを厳しく制限。県内も同様の対策が講じられた。

 今市事件後、見守り活動を主導するため「大沢ひまわり隊」を立ち上げ、初代会長となった粉川(こなかわ)昭一さん(55)は「地域の目を育て、普段からこの地域は防犯意識が高いと思わせることができれば、犯罪の抑止につながる。地域住民で『見せる防犯』を作っていくことが大切だ」と指摘。一人一人が自分の地域へ関心を持つことの重要さを訴え続けている。(根本和哉)

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