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八幡和郎氏が講演「皇統維持に候補は100人」 群馬「正論」懇話会

 前橋商工会議所会館(前橋市日吉町)で10日に開かれた群馬「正論」懇話会(会長=川崎弘群馬綜合ガードシステム会長)第53回講演会。評論家・歴史作家の八幡和郎氏が「新時代・令和に皇統をどう守るか」と題し熱弁をふるった。八幡氏は万世一系の皇統が続いたことの意義を説明した上で、男系男子による皇位継承を続けていく上での具体的な提案を披露。聴衆は静かに聞き入った。(柳原一哉)

 八幡氏は欧州の君主制にも触れながら、「皇室制度の最大のメリットは日本国家の安定性を高めたことにある」と指摘し、「2千年近くにわたって同じルールで継承してきたからこそ安定している」と強調した。

 さらに、八幡氏は古代中国の史料や日本書紀などの記述などを根拠に、神武天皇から続く「万世一系は真実である可能性がきわめて高い」と指摘した。

 しかし戦後、皇族の減少から男系男子による皇位継承が危ぶまれているとし、「秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまの同世代の若い(旧宮家の)男子5人程度に宮家になっていただいたらどうか。有資格者はまず旧宮家だ」と提案した。

 さらに、皇族女性の子孫と遠縁の旧宮家、華族らの子孫との婚姻なども挙げ、「英国には王室の継承候補者は5千人いる。日本でも100人くらいはおられる」と指摘し、宮内庁などに準備するよう促した。

 皇室に仕える宮内庁などの「臣下」に対し、八幡氏は辛口の論評も展開。「昔臣下には、皇室を守るために、あえて皇族方に『なりません』と意見具申し引き止めることもあったが、今はそれがない。皇室をお守りする上でも、かつて宮中と呼ばれたものを再建すべきだ」と主張した。

 講演を聴いた渋川市の島田卓爾さん(86)は「上皇さまとは学習院で同窓生だったので親しみを感じるが、女性天皇は容認できない。やはり天皇陛下は男子がいい。悠仁さまが早く結婚され、生まれた男の子が皇位を継承していくことが望ましい」と話した。

 同市北橘町の杜氏(とうじ)、今井健介さん(65)は「皇位継承問題はとても大切なこと。長期的視野で対応すべきで、やはり男系男子が望ましい。必要なら皇室典範を改正し皇籍復帰していただき、男子皇族を増やすべきだ」と訴えた。

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【プロフィル】やわた・かずお

 昭和26年、大津市出身。東大法学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。大臣官房情報管理課長などを歴任し平成9年に退官。現在は徳島文理大教授を務める傍ら多方面で評論活動を展開。著書は80冊を超え、3年前の民進党代表選に立候補した蓮舫氏の二重国籍問題を指摘し注目された。

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