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九度山真田紐研究会、丹生都比売神社に地元産の糸奉納

奉納された糸を手にする丹生晃市宮司(右)と九度山真田紐研究会の青木美佳さん=和歌山県かつらぎ町の丹生都比売神社
奉納された糸を手にする丹生晃市宮司(右)と九度山真田紐研究会の青木美佳さん=和歌山県かつらぎ町の丹生都比売神社

 戦国武将、真田昌幸、信繁(幸村)父子が蟄居(ちっきょ)していた際、情報収集のため家来らに売りに行かせたとされる「真田紐(ひも)」を手掛ける「九度山真田紐研究会」(前滝悟会長)は10日、機織(はたおり)の神様でもある御祭神を祭る丹生都比売(にうつひめ)神社(かつらぎ町)に地元産の糸を奉納した。研究会が初めて栽培し、収穫した綿を紡いで染色した糸で、研究会は「真田紐のように長く、強く活動を続けていけるよう願いを込めました」と話している。

 九度山町民らでつくる研究会は、当初は町中央公民館で機織機を使い真田紐を製作していたが、28年には町内の古民家を活用した「真田紐工房」に拠点を移し、後に工房裏の畑で綿も栽培。やがては栽培した綿を紡いだ糸で真田紐を織ろうとしている。

 この日は会のメンバーら約10人が工房から地元の丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社(九度山町)まで歩き、祈祷(きとう)を受けた。さらに奉納先まで歩いて向かう予定だったが、雨のため予定を変更し、車で移動した。

 奉納した糸は、研究会として初めて収穫した綿を使った約50グラム。奉納先の機織の神様でもある御祭神が女神のため、糸はピンクに染めた。筒に巻いた上で木箱に納めて和紙で包み、紅白の真田紐で結んだ。

 中心メンバーの青木美佳さんは「今年も綿の種に芽が出てきており、収穫できると思う。真田紐の再興と発展を願いました」と話した。

 奉納を受けた丹生晃市宮司は「機織の女神に奉納していただいて、うれしい。この地方は伝統文化が根強く残る。真田紐が神社の授与品になれば」と期待していた。

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