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麻生・九経連が4期目の船出 農水産輸出1010億円掲げる 「今期で仕上げたい」

4期目の事業を説明する九州経済連合会の麻生泰会長
4期目の事業を説明する九州経済連合会の麻生泰会長

 九州経済連合会は10日、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で定時総会と理事会を開き、麻生泰会長(72)=麻生セメント会長=の再任を正式に決定した。4期目で任期は2年。麻生氏は記者会見で「今期で仕上げたいという思い。迫力ある成果を出す」と語った。令和元年の農林水産物の輸出額を、前年比11%増の1010億円とする目標を掲げた。(九州総局 高瀬真由子)

 九経連会長を4期務めるのは、平成元~9年の川合辰雄氏(元九州電力社長)以来となる。最近は3期6年が慣例だった。

 麻生氏は25年6月の就任以来、九州の「稼ぐ力」を高めてきた。特に農林水産物の輸出に力を入れ、輸出商社「九州農水産物直販」を設立した。輸出額は28年の672億円から、30年は904億円に拡大した。令和元年に初の1千億円超えを目指す。

 新たな事業にも着手した。外国人患者の受け入れ態勢強化へ、今年2月「九州国際医療機構」を設立し、経済界と医療界が連携する仕組みをつくった。

 数値目標を掲げて事業を推進する手腕に、評価は高い。「結果を求められることで、組織に民間企業と同じような動きが出た」(九経連総務広報部)という。

 麻生氏は記者会見で「(自己)採点は77点。まだ実績が足りない。今期のテーマは、観光産業と第1次産業のバックアップだ。米中貿易摩擦も思っている以上に長引く。日本に対し危機感を持っている」と語った。

 麻生氏は記者会見で後任会長についても言及した。「若くエネルギーがあり、流れをつかめる人に渡していかないといけない。(後任は)見つけたいと思っている」と述べた。

 10日の理事会では、副会長の一人に、九州電力会長の瓜生道明氏が就いた。九電は長く九経連会長を出しており、瓜生氏は会長候補として注目が集まる。

 令和元年度の事業計画では、農林水産業の振興に加え、年間の観光消費額を、前年の20%増となる3兆1千億円とすることを掲げた。外資系高級ホテルの誘致や、欧米やオーストラリアからの観光客呼び込みに取り組む。

                   ◇

 九経連の新任役員は次の通り。(敬称略)

 【副会長】瓜生道明(九州電力会長)▽大嶺満(沖縄電力会長)【理事】入江智祐(ブリヂストン九州生産本部長兼久留米工場長)【監事】酒見俊夫(西部ガス会長)

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