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ジャズ×大谷石、観客を魅了 「世界のナベサダ」4年ぶり宇都宮でライブ

 バンドの演奏の魅力をさらに引き立てていたのが、会場となった大谷石造りの酒蔵だ。柔らかく多孔質な大谷石の特性からか、適度に音を吸収することによる独特の音の広がりが観客の耳に心地よい。石がライトアップされることで生まれる厳かな雰囲気は、ジャズの醸し出す大人のムードを演出する。

◆強力な観光資源に

 今回のライブも、渡辺さん自身が4年前に同所で演奏した際に「音の広がりがいい」と大谷石造りを絶賛し、「また同じ場所で演奏できるなら」と実現した経緯があるという。

 演奏を聴いた同市のミュージシャン、粂(くめ)省吾さん(69)は「演奏は言うまでもなくすばらしかった。大谷石の音の響きと雰囲気がさらに演奏を引き立てていた」と満足そうな表情を見せた。

 会場を提供した虎屋本店営業部長の小堀敦さん(51)は「市の中心部には演奏ができる大谷石の蔵は他にない。今後もミュージシャンの方々とコラボさせてもらい、誘客につなげたい」と意気込む。市教育委員会文化課の担当者も「せっかくの市の文化。組み合わせて生かしていきたい。今後もライブなどを計画できれば」と話す。大谷石とジャズの親和性が広く認知されれば、強力な観光資源となりそうだ。

【プロフィル】渡辺貞夫

 わたなべ・さだお 昭和8年、宇都宮市生まれのジャズ・サックス奏者。数多くのオリジナル曲を残し、国内外で活躍する姿から「世界のナベサダ」と称される。故郷の同市でもたびたびライブを行い、平成26年には名誉県民を受賞した。80代となった今も、若手ミュージシャンとの交流を欠かさないなど、旺盛な活動を続けている。

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