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ライチョウの雄1羽死ぬ 那須どうぶつ王国

 那須どうぶつ王国(那須町大島)は27日、公開していた国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウ2羽のうち、雄1羽が死んだと発表した。雌はそのまま公開する。

 同園によると、25日午前9時8分に飼育担当者が飼育室に入ったところ、死んでいるのを発見した。ビデオ録画記録で確認したところ、同日朝は歩行などに異常はなく餌をついばむ元気な姿がみられたが、午前8時54分に突然起立不能となってけいれんし、同58分に全く動かなくなった。

 解剖の結果、栄養状態は良好で、口腔(こうこう)内の少量の白色粘液、膵臓(すいぞう)の点状出血が認められた以外は目立った所見がなく、死因の特定には至らなかった。今後、外部の研究機関に検査を依頼し死因を究明する。

 同園ではニホンライチョウの人工繁殖に取り組んでおり、今年3月から雄と雌の2羽を一般公開していた。雄は昨年3月に大町山岳博物館(長野県大町市)から成鳥を移動し飼育。雌は同館から受け入れた受精卵から生まれた。繁殖に向け今月7日から同居させ、繁殖行動が数回にわたり確認されていた。

 佐藤哲也園長は「一度も異常がみられず、ペアリングも順調だったので期待していたが非常に残念。改めて飼育の難しさを感じた。今後の雌の産卵に期待したい」とコメントした。

 ライチョウの公開は同園を含め国内5カ所の施設で平成16年以来、15年ぶりに実現。今年3月から公開が始まったが、死んだのは初めて。(伊沢利幸)

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