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備讃諸島の石切り技術評価 「石の島」9島、日本遺産に

 地域の文化財にまつわるストーリーを認定し、魅力を発信する日本遺産に岡山県笠岡市、香川県丸亀市、土庄町、小豆島町が申請した「知ってる!?悠久の時が流れる石の島~海を越え、日本の礎を築いた せとうち備讃諸島~」が新たに認定された。自治体は石文化を通じた地域間交流に力を入れる。

 「石の島」は笠岡市では北木島など5島、香川県では本島(丸亀市)や小豆島(土庄町、小豆島町)などの4島に残る文化財45件で構成。これらの島で採掘される花崗(かこう)岩は、職人たちの石切り技術で積み出され、瀬戸内海を渡った。近世城郭を代表する大坂城の石垣、日本の近代化を象徴する西洋建築の日本銀行本店本館に役立てられるなど、400年にわたり国内建築文化を支えてきた。

 各島には石を切り出した丁場跡などが残る。北木島の採石場では石材会社が2年前に断崖絶壁の採石場を見下ろす展望台を開設。本島には石などを運ぶ海運業で築かれた富を象徴する町並みが広がり、小豆島の「大坂城残石記念公園」には石に関する歴史や遺跡の紹介、各種道具も展示している。

 4自治体による申請は前年度に続いて行われ、今回は生活文化にも触れてストーリーを再構築した。27日には笠岡市内で4自治体による協議会組織も発足させる。合同の特設サイト開設やツアー企画、シンポジウム開催なども話し合う。

 今回の認定では岡山、総社市などの「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~」の構成文化財に、鬼とされる温羅(うら)の首をさらした伝説で白山(はくさん)神社の首塚(岡山市北区首部)も追加された。

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